読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

おまえさん(上)(下)

2011-09-25 |  宮部みゆき
おまえさん(上) (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社
『『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ新作

痒み止めの新薬「王疹膏(おうしんこう)」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。』


おまえさん(下) (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社
『父親が殺され、瓶屋を仕切ることになった一人娘の史乃。気丈に振る舞う彼女を信之輔は気にかけていた。一方、新兵衛の奉公先だった生薬(きぐすり)問屋の当主から明かされた二十年前の因縁と隠された罪。正は負に通じ、負はころりと正に変わる。平四郎の甥っ子・弓之助は絡まった人間関係を解きほぐすことができるのか。』


待ってました!の『ぼんくら』&『日暮らし』の続編なんですけど、色恋沙汰が多すぎて、だらだらわかりきったことをぐずぐず…という宮部にあるまじき印象。

前2作に比べて面白みが半減。

弓乃助やおでこちゃんの魅力も上手く描けてなくて、そりゃシリーズの愛読者なら自分たちの記憶で物語に奥行き付けちゃいますけど、それって間違ってない?

一気には読んだけど、ちょっと残念だったなぁ。

もうちょっと整理した改訂版が出るんじゃないかという予感。


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