信州山小屋ネットに、白馬大雪渓に関する最近の話が出ています。
勧告方法で苦慮の白馬村 雨量による大雪渓入下山規制
信濃毎日新聞 08年9月 1日(月)
雨量規制を思いついたけど、詳細に検討してみるといろいろ難しい問題が出てきた、ってところでしょうか。
白馬村としてはロープや柵による規制は「ちょっと強制しすぎ」ってな感じで消極的です。大がかりにやりすぎると、万が一事故った時に村の責任を問われかねないからです。要するに、たまたま規制していないときに崩落が起きて巻き込まれたら、管理責任でツッコミがくるわけですね。
ただ、それを言い出したら何の対策もできなくなってくると思います。というか、規制方法をあれこれ検討する以前にやるべきことがありますね。それは大雪渓の登山には危険があるということをきっちり周知すること、そして危険を知らせた上で、
規制をしていない時でも土砂崩れの危険はあります。万が一事故っても、それは村の責任でも県の責任でも山小屋の責任でもないですよ。いわゆるオウンリスクとかいうヤツね(はぁと)
という点も強調することです。いわばPL法制定以後に書かれた電気製品の説明書みたいなものですか。悪い言い方をすれば「責任逃れ」かもしれませんが、それでもいいと思いますよ。ソ○トバンク携帯の広告みたいに小さな文字ではなく、どーんと告知するなら、ですが・・・・・
3年前の崩落事故なんて晴れた日の朝に起きてますから、必ずしも雨量規制によって崩落事故に巻き込まれる可能性をゼロにはできません。
で、これらのコトをした上で規制をどうするか検討したほうが、議論がスッキリするような気がしますね。
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勧告方法で苦慮の白馬村 雨量による大雪渓入下山規制
信濃毎日新聞 08年9月 1日(月)
雨量規制を思いついたけど、詳細に検討してみるといろいろ難しい問題が出てきた、ってところでしょうか。
白馬村としてはロープや柵による規制は「ちょっと強制しすぎ」ってな感じで消極的です。大がかりにやりすぎると、万が一事故った時に村の責任を問われかねないからです。要するに、たまたま規制していないときに崩落が起きて巻き込まれたら、管理責任でツッコミがくるわけですね。
ただ、それを言い出したら何の対策もできなくなってくると思います。というか、規制方法をあれこれ検討する以前にやるべきことがありますね。それは大雪渓の登山には危険があるということをきっちり周知すること、そして危険を知らせた上で、
規制をしていない時でも土砂崩れの危険はあります。万が一事故っても、それは村の責任でも県の責任でも山小屋の責任でもないですよ。いわゆるオウンリスクとかいうヤツね(はぁと)
という点も強調することです。いわばPL法制定以後に書かれた電気製品の説明書みたいなものですか。悪い言い方をすれば「責任逃れ」かもしれませんが、それでもいいと思いますよ。ソ○トバンク携帯の広告みたいに小さな文字ではなく、どーんと告知するなら、ですが・・・・・
3年前の崩落事故なんて晴れた日の朝に起きてますから、必ずしも雨量規制によって崩落事故に巻き込まれる可能性をゼロにはできません。
で、これらのコトをした上で規制をどうするか検討したほうが、議論がスッキリするような気がしますね。
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あそこで2シーズン働かれていたのですか。私がそこでパトしていた時期と重なっているかもしれませんね。
大雪渓は他の登山同様、毎日が Own Risk ですね。常時杓子側から落石音がしていましたし、私自身も9月半ばのスタッフ下山時に落石で危ない目にあいました。
一度大雪渓経由で白馬岳に登られると、確率を出すのがあまり現実的ではないことがよく理解できるかと思います。
現地でパトロールさんの指示に従えるのなら、一度登ってみることをお薦めします。もちろんパトロールさんの指示に従えば絶対の安全が保証されるわけでもありません。相手は山と自分ですから。
難しく無い山≠安全な山、ではありませんので、気をつけてください.....としか言えないなぁ。
まぁ当然ながら *絶対* 安全な山なんてどこにもありませんし、本当は難しくない山なんて存在しませんが。
結局,雨量規制がお流れになったので、きっと雨量の情報も登山者には伝わらないのでしょう。判定内容も前回の新聞のコピーかと思ったくらい似ていますね。
多少雨が降っても雪渓上は落石に気をつけてさえいればそんなに歩きにくくなるわけではなく、晴れていれば雪渓から解放され安全地帯に思えるところが、谷や沢の本領を発揮して危険地帯になる。そしていまの雨量はいくらです。上では沢が増水して非常に危険になっています。という情報を渡して、それで登山者に判断させないと、いくら何でもという気もします。
同様に、落石の頻度も結局、誰かが観察しているわけではないので、おおまかなことしか言えません。
結局、地元の山関係者ができるのは長年の経験則による勧告だけかもしれません。
今回雨量規制の話が出たのも、別に「これだけの雨量だと崩落が起きる」というデータがあっての話では恐らくないでしょう。単に、大雨か否かの目安として雨量を設定しようかというだけだと思います。
観光局のHPは・・・・・・無理ないですかね。今年の夏、山で地元観光局の人といろいろ話をしましたけど、山に詳しいアドバイザーたる人がいないって感じでした。ただ、こちらの話に対して熱心に聞いてくれる人でしたので、期待はしています。
長々と失礼しました。
確かに晴れた日でも起きるし、雨の日にもおきるかも知れません。でも実態はどうだったのでしょう?例えば過去の落石事故の天候は?土砂崩れの天候は?その数日前まで遡ったらどうなの?というようなことがわかればいいですね。落石と言ってもどのくらいの頻度で起きているのでしょう?何もわかりません。
上や下での雨量などいろいろな情報を提供してその上で「オウンリスク」として欲しいものです。しかも観光HPには落石の話などほとんど無く、現地へ行けばいきなり注意の看板です。このあたりも何とかして欲しいですね。