poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

どうしましょ! アートな気分

2009-03-31 22:02:52 | あれこれ
3月最後の土曜日は、上京してきた友人と会うことになりました。
それで思いついたのが、京橋の画廊で開かれているちょっと気になる個展。
実は、以前からいつもこっそりお邪魔している布茶さんのブログで紹介されていたのが、その前日。
こう見えても?…実は出不精のBoccoは、日程的に無理かもと半ばあきらめかけていたところ。。。
そこへ気の置けない友人から呼び出しがかかったものですから、渡りに船…とばかりに
「ねえねえ、一緒に行かない?」と言ってしまったのです。

さて、事前に地図で探しておいたおおよその場所と地番を手がかりにたどり着いた画廊です。
年代を感じさせるビルの階段を上ると、まさにドンピシャの世界が展開されていたのでした。
床には小さなろうそくと鏡が置かれ、そしてスパイスの種もあちこちでアクセントを添えています。
染色されたシルクの糸が、丸山佳代さんの手を経て実にいろんな表情を見せていました。
詳しくは布茶さん…正しくはgongxifacaiさん…のところをご覧ください。
二つめの yarn works で、とてもじょうずに紹介していらっしゃいます。

次に行ったのは、近くのデパートで開催中の真木テキスタイルスタジオの展示会。
丸山さんにそれを伺って、迷わず向かいました。
インド布のストールや洋服、バッグに交じって一番最初に私の目を惹いたのは、
生成のふわふわ布を何種類か組み合わせてチクチク縫ったぞうきんサイズ(例えが適切でない?)の四角い布。
ぐっと我慢をして買わないで帰ってきたのですが、今でもその布のことが気になって仕方がありません。
でも、縁があれば、またどこかで会える。。。
それより自分なりの “ぞうきんちゃん” を作ってみれば…みたいな気分になっています。
……布茶さんの同日のもう一つの記事にも触発されていることは確かです。

そんなすてきな出会いに恵まれた Bocco はただ今、ちょっとアートな気分。
その気分に近い写真を見つけました。
式根島の海岸での作品です。
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春に向けて行ったり来たり。。

2009-03-23 21:33:14 | 日々録
気温がぐんと上がった先週半ば、花粉が少々心配ではあったけれど、
お昼すぎの20分間だけ、代々木の一角で散歩を楽しみました。
その前日はほとんど咲いていなかったモクレンやコブシが一斉に開花し
マンサクとおぼしきピンクのきれいな花もいくつか開いていました。

残念なのは、とある家が突如消えてしまっていたこと。。。
毎年この季節になると、そのお宅の生け垣に
オレンジ色のボケの花が咲きました。
その花を…というより、その花の色を愛でるのが
Boccoのひそかな楽しみの一つだったのです。。。
シートがかかっていてよくわかりませんが
木造だった建物の代わりに新しい家を建設中の模様。
ボケの木は影も形もなく、まったくのフェイントでした。。。

さて、お彼岸の連休が明けて、寒さがまた少し戻ってきました。
でも、桜の花芽はピンクにふくらんでいるし
今朝は柿の木に、やがては葉になる小さな芽をしかと確認しました。
イチョウやアジサイにも小さな小さな葉っぱの芽が出てきているようです。
大好きなイヌノフグリの花が咲くのももうすぐ!
ヒメオドリコソウも、ナズナも、ハコベも、スミレも。。。
季節の変わりめはいつもそうだけれど
行ったり来たりしながら確実に移ろっていきます。

昨今の私は、必ずしも気持ちにゆとりがあるわけではないけれど
そんな毎日だからこそ、身の回りの自然の営みを心と体で感じながら
春を迎え、夏に向かい、そして秋へ…と
時をすごしていきたいと思っています。

写真は昨年9月、清里でのショット。
朝露を含んだシダの葉の鮮やかな緑…本物の迫力です。
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浅春の候‥‥‥

2009-03-15 16:11:19 | 日々録
私の通勤先は、都心とはいえ近くに閑静な住宅街もあって
四季折々の植物を愛でながら束の間のウォーキングを楽しむのは
毎朝のささやかな楽しみでもあるのですが。。。
今年の私は、早春の風景を楽しむこともなく、この日に至っていたように思います。

甲府では、小さな梅林ながら、この季節の花を堪能することができました。
雪と梅花の紅白のコントラストに、黒く濡れた枝の色、苔色の幹がそれに味わいを添えて
なんだかとてもジャポネスク。。。
ゴッホが日本の浮世絵を模して描いた作品を思い出しました。



倒れても、裂かれてもなお命の炎をつなぐしなやかな強さ!
ほとんど水平に伸びた先でパッと広がっているのが花火のようにも見えました。
梅の幹や枝の鋭角的な動きや表面の色具合…やっぱりいいな!



天に向かって咲き誇る白梅…ではありません。
横に広がる梅の枝とまだ冬の色を残す浅春の空とを一緒に撮りたくて
下からレンズを向けました。
こういうとき、寝ころばずに済むデジカメはありがたい。。

同行の友だちはバードウォッチングのために双眼鏡持参という入れ込みぶり。
もう一人は絵を描く人なので、また目のつけどころが違っていて、大いに刺激を与えてくれます。
それぞれがそれぞれの楽しみ方をして、お互いの楽しみをも自分の楽しみにする。。。
貪欲な仲間たちなのです。

美術館を後にした私たちは、甲府駅近くを散策。
戦前の建物が残る官庁街や旧商店街あたりは、私たちがまだ子どもだった
時代の匂いが残っていました。
帰りの電車の時間を見計らって本場の “ほうとう” も堪能しました。
カボチャやニンジンの大きさにもびっくりでしたが、おなじみの具材のほかに
サトイモやジャガイモも入っていたのは、なるほど~という感じ。
トッピングのきんぴらゴボウも初めての取り合わせでした。

花粉症歴の長い、ある友人は「桜の花が咲けば花粉症も終わる」といいます。
原因や症状も人それぞれとはいえ
桜よりも梅を好む私が、梅の季節に花粉症をわずらい
桜が咲いたら元気を取り戻すのだとすれば
ちょっと皮肉な感じがします。
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浅春の候‥‥‥

2009-03-14 22:51:25 | 日々録
あはは。。。
脆弱な私の喉が花粉に反応して、ひどい咳が続いています。
そのついでに、たまっていた疲れが噴き出し、
実に控えめな過ごし方をしています…なんてね。
時々咳き込んでしまうので、外出は必要最低限。
水泳もドクターストップです。

そんな状態になる前の3月初めのある日、甲府に行ってきました。
目的は2つだけ。
ミレーの絵を見ることと “ほうとう” を食すこと。。。
あとは、気持ちが赴くままにふうらりふらり。。。
気心の知れ合った友だちと一緒だったので、そんな気ままも許されます。

甲府は清里へ行くとき、必ず通過する地点。
それ以外は、仕事で2回、プライベートでわずか1回、車で行ったことがあるだけの町です。
でも、八王子を過ぎ、高尾から大月、長い長い笹子トンネルを抜けると甲斐大和、勝沼ぶどう園、塩山…
と、通い慣れたコースでもあるのです。
車窓から見える白い富士山。
前日の雪は、まるでお菓子に振りかけた粉砂糖のよう。。。
数週間後には桃色の絨毯を敷きつめたかのようになる甲府盆地も
まだ、この時は、電車の中から眺めるだけでは花芽も見えず
ぶどう棚を這う太いツルも、溶けた雪に濡れて黒く光るだけでした。
…もちろん、こんな風景は何よりBocco好みではあるのですが。。。

目指すは、美術館がある芸術の森公園。
この日は「午後時々雨」の予報だったので、まずは公園内を散策することに。
そこで出会ったお気に入りのワンショットが冒頭の写真です。
去年の夏のなごりが浅春の芽吹きの中でキラリと光っています。
長さ2センチほどのマメの莢がとてもかわいらしく、いじらしく
そして、ひっそりと誇り高くたたずんでいたのです。
こんな姿を見せられると、もうたまらない。
迷わずシャッターを切りました。



公園内には文学館(写真右奥)、日本庭園、バラ園などがあり、季節折々の楽しみが期待できそうです。
四角錐に剪定された植え込みが今にも動き出しそうでユーモラス。
さらに左に目を移せば南アルプスの山々が。



冬枯れの木立に惹かれて、あえて逆光で撮ってみたオシップ・ザッキン作 “ゴッホ記念碑” 。
公園内には14体の彫刻作品があるそうです。
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