poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

まねごと

2014-10-19 21:42:27 | Onaoshi
無数の小さな穴が空いてしまった巾着袋
穴を塞ぎ、カモフラージュするためにステッチを入れてみた

 ※クリックで拡大

はじめはこの程度 ↑ でお茶をにごすつもりだったのだが
どんどん針が進んで、裏面は冒頭の画像のような状態に

まだまだ進化中
ステッチを入れながら
次はどこにどう刺すのかを決めていく作業は
設計図なしの行き当たりばったり

思いつくままのニードルワークは楽しい
沖潤子さんの作品集を眺めたり、ステッチの本をにらんだり
習作とも模写とも言えないまねごとをしながら
Bocco ワールドを模索している


これと並行して
しっかり設計図ありの作業も進行中
先月毛糸屋さんで見つけたアルパカとカシミアが混じった糸で
こちらはおもしろベストになる予定

どちらも疲れた神経を休ませるにはよいのだが
眼精疲労や肩こりはちっとも軽くならないまま
あっという間に休日が終わってしまう
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フェイド アウト

2014-10-12 19:00:27 | 私のお気に入り
帰省時にはほとんど毎回訪れている喫茶店があります。
先月末の帰省ではモーニングセットを目当てに行きました。
サラダのドレッシングも上品な手作りの味で、
トーストは大好きなはちみつバターを選びました。
香り高いコーヒーは苦みと酸味のバランスがよく、老舗ならではの濃厚な味わいです。
お~至福のひととき…と、小一時間をここで過ごしました。



休憩に立ち寄ったときには、コーヒーとソフトクリームまたはホットケーキを注文します。
これは7月に帰省したときに食したもの。
出雲そばを食べた直後だったにもかかわらず、
“ホットケーキ1枚とコーヒーのセット” という文字を見つけてしまったのです。
え~い、食べちゃえ! めったに来られないんだし、夕食を控えめにすればいいのよ!
もちろん、手入れの行き届いた銅のプレートで焼かれたホットケーキは最高でした。

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小学校の低学年だったころ、私は毎日このお店の前を通って通学していました。
当時、この場所にはエスという犬がいて、いきなり吠えられたことがあります。
エスはただ遊ぼうとしただけだったのかもしれませんが、
この時以来、私は犬が苦手になりました。

フルーツポンチやフルーツパフェを初めて知ったのもここでした。
泊まりがけで遊びに来ていた叔母が、何度か連れていってくれたのです。
高度成長期の前半のことで、子どもだった私には、夢のような世界でした。
長い脚のついたグラスに注がれた緑色のソーダ水…その中でフルーツがキラキラと輝きます。
世の中にはこんなにすてきなものがあるのか…と、緊張しながらスプーンを口に運びました。
つい昨日のことのように思えますが、実は半世紀も前のことなのです。

高校卒業後は、多くの同級生が鳥取を離れました。
中高生時代には喫茶店に足を踏み入れることはありませんでしたが、
夏休みや冬休みに帰省してこの店に行くと、同窓生の顔を見ることができました。
少し大人びた素振りと言葉遣いで苦いコーヒーを飲んではいるけれど
その実、つい何ヵ月か前、何年か前とさほど変わっていない…
背伸びをしていた私たちのそんな様子は、周囲の大人たちから見ればおかしかったことでしょう。

フルーツポンチに心躍らせたのは、2階の奥の席でした。
高校の仲間たちと待ち合わせてお茶を飲んだのは、1階奥だったり2階だったり。。
かつては広い店内がいっぱいになるほど、人で賑わっていました。
ところが近年は、2階は使われておらず、
お客のほとんどが常連と思われる年輩の人たちでした。
昔ながらの空気が流れ、外の世界とは一線を画す
居心地のよい空間であることに変わりありませんでした。

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つい先日、鳥取の丸福珈琲店が閉店したことを知りました。
丸福のHPにはこのように記されており、地元の新聞全国紙も突然の閉店を報じています。
9月末に訪れたときは「消費税値上げ等の事情により10月1日から価格改定します」と貼り紙があって、閉店に至るなど思いも寄らないことでした。

大阪に本社のある丸福珈琲店が80年の歴史を誇る中で、創業者の出身地である鳥取の丸福は61年前に開店したのだそうです。
建物の老朽化等々、さまざまな事情があるにしても、残念な閉店です。
再開の見通しがゼロというわけではなさそうですが、
ごくたまにしか利用しないほとんど行きずりの客にすぎない Bocco は
ただ見守るしかありません。

古き良き時代の置きみやげ…よい思い出につながるものが一つずつ姿を消していくのを
見届けることも、年齢を重ねる中では避けて通ることはできないのですね。
万物流転、一期一会…大げさと思われるかもしれませんが、
諸行無常ということを思う出来事でした。
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こんな日もあるさ

2014-10-05 18:27:10 | 日々録
風雨に備えて日除けシートを取り外したのは昨日の夕方
今日は一日、こんな風景を眺めていました


5日間の帰省から一日置いて
新しい仕事場へ通い始めました

最初の週末は
じっくりと本を読みながら心身を休ませたかったのですが
なかなか思うように事は進まないものですね

早朝から雨が降り始め
明日は台風の直撃を受けるかもしれないとのこと

夕方からいよいよ雨脚が激しくなってきていますが
まだ風は強まってはいません

考えたところでどうにかなるものではなく
その時はその時...と、諦めるのも生きる知恵なのかもしれません

読書の続きと少しだけ編み物をして
今夜は早々に眠りにつくことにします

明朝もまずまずの体調でを迎えられますよう...
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