poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

ノラちゃん効果・栗ごはん

2022-10-16 15:12:11 | music
中に入るのはたぶん94年以来の武道館
内部の様子はほとんど記憶になく
へぇ〜こんな天井だったんだぁ。。。
<修正したはずなのに、画像は逆立ちしたまま
なんで? どうして?
スマホ画面では直っているのに>


半年前から心待ちにしていたノラ・ジョーンズ東京公演へ行ってきました。
一昨日(10月14日)のことです。
ライブ会場へ足を運ぶのは2011年3月のイーグルス@東京ドーム以来ですから
あきれるほど久しぶりのことになります。

席はお任せ…というか、選べなかった割には1階席最前列とすてきな場所に座ることができました。
まだ会場内はざわついていたものの、オープニング・アクトのロドリゴ・アマランテのギターテクと歌に魅了された後、
15分の休憩をはさんでいよいよノラちゃん登場です。
デビュー20周年ですから、今やすっかり大人のノラちゃんには“姐さん”的な貫禄も加わっています。
ジャズにカテゴライズされてはいるけれど、
カントリーテイストやロック寄りのサウンドもノラちゃんならではのもの。
至福の1時間半でした。

ちょっと気になったのは時に強烈すぎた音声。
本来はライブハウスなどで聴くような演奏ですから
できることなら、今回のような巨大アリーナではなく
こんな場所で聴いてみたい…なんて、ないものねだりの願望だということは重々承知で貼り付けます。

Come Away With Me 20th Anniversary Livestream



人の波に押されながらやっとの思いで撮影


キンキラに輝く武道館の屋根
なんとかシャッターを切ったものの、思うような画像からは程遠く。。。

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ああ、これでまたしばらく頑張れる…と、ギリギリ滑り込みのタイミングで今年の栗ごはんを炊きました。
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師走半ば…シュトーレン、インド布、毛糸

2020-12-13 21:09:48 | music
シュトーレンの下に置いたインド布は
“蓮唐草”模様 のアジュラック染め


我慢の必要などありはしないのに、我慢して、我慢して、ようやく暖房を始めたのは3週間前のこと。
それからふうわりふわふわしているうちに早や師走も半ば、朝晩の冷え込みが身に堪えます。

“ふわふわ”していた割には、手回し良くオーダーしたシュトーレンが届きました。
今年は国立の food common さんのシュトーレンボックスです。

まずはシンプルで品の良いラッピングをご覧あれ、


この白い包みの中に入っていたのが……↑(最上部) のシュトーレンと、↓ のグラノーラ&コーヒー豆のセット。


これらを少しずつ味わいながら、クリスマスというより年末までの日々を過ごしていきたいと思います。

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11日の金曜日は、休暇を取りました。
朝は少しゆっくりして、市ヶ谷のインド(GAYA)へ。
そこから銀座へ移動し、2つばかり小さな買い物をした後、歌舞伎を一幕だけ観て(今年いっぱいは一幕ずつの上演なのです)、終演後は早々に電車に乗り我が家へ向かいました。
とはいえ、近場の吉祥寺にさえ滅多に行くことがなくなっているので、途中下車してちょっとだけ寄り道…毛糸を買ってしまいました。


それがこちらの毛糸です。白っぽいグレーに見えますが、実際はもう少し青みのあるアイスグレーの合細。
ウールとアルパカの混紡で、お値段は40%オフということもあり、12玉を連れ帰りました。
あれほど張り切っていた “おうちばき” 作りはゴッツンコ騒ぎ等々で完成を目前にストップしたままだというのに、次に編む楽しみを手に入れて、超ごきげんで帰宅したのでした。

作業に取り掛かるのは年末年始の休暇後になりそうですが、例によって目下、ああでもない、こうでもないと、編み地の研究中です。
このプロセスが一番楽しいのですよ、実は。。。
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音に包まれる

2017-11-07 13:29:35 | music
美しい光の筋に彩られる天井
(2017年10月26日、ヤマハホールにて)


この10日あまりの間に出かけたピアノリサイタルは2つ、
10/26の石田菊香さん(@ヤマハホール)に続いて昨日11/6はカティア・ブニアティシヴィリのリサイタル(@サントリーホール)でした。

彼女の演奏を聴くのは今回が初めてです。
激しささえ感じさせるほどの力強い演奏がとても新鮮に響きました。
当然ながら内田光子さんとはまた別の表現が迫ってきます。
若さのなせるワザでもあるのでしょうが、アンコールでは4曲も!

そのアンコールの一曲目が始まった瞬間です。
それまでのダイナミックな音とは逆とも言える静かな音に胸を突かれてしまいました。

小さな小さな音なのにしっかりと響くピアノの音色に
会場の誰もが全神経を集中させて耳を傾ける心地よい緊張感とでも言ったらいいのでしょうか。
静寂の中でひそやかに、けれど清らかで透明な音がストーンと私に響いてきました。
冷たいわけでもなく、熱いわけでもなく、
月の光に包まれるとはまさにこんな感じなのではないかと(後になって)思えるような音でした。
次の瞬間、一筋の涙が頬をつたい、そんな自分に驚き、狼狽してしまう…
まるで作り話のようなキザな展開なのですが、
この “美しい” 音に出会えたことは至上の幸いと思えるような満ち足りた気持ちになったのです。

<曲目>
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」
 リスト:ドン・ジョヴァンニの回想
 チャイコフスキー:くるみ割り人形(プレトニョフ編曲)
 ショパン:バラード4番 ヘ短調 op.52
 リスト:スペイン狂詩曲
 リスト:ハンガリー狂詩曲第2番(ホロヴィッツ編)

<アンコール>
 ドビュッシー:月の光
 リスト:メフィスト・ワルツ第1番
 ヘンデル/ケンプ編曲:メヌエット
 ショパン:前奏曲 ホ短調 op.28-4


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リサイタル終了後は家路を急いだとはいえ、昨夜の帰宅は22時を優に過ぎていました。
それを見越して今日は休暇をとっていたので、久々のブログ更新ができたというわけです。
朝は少しゆっくりして、この週末にやって来るらしいKenchen用の布団を干し
先日の3連休でも終わらなかった大物洗濯の続きをやり
これから土曜日午後のブックトークの予習を始めます。
19時スタートのスイミング教室へ出かけるまでの何時間かでどこまで読めるでしょうか。。。
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上質の音に出会う

2016-11-20 19:45:04 | music
上質の演奏を聴き終えコンサートホールを後にするとき
シャワーのように降り注ぐ細かい雨も輝いていた


前夜に降り出した雨がぐずぐずと尾をひいてジメジメと寒かった昨日から一転、
今日は晴天の日曜日となりました。
朝もやの風景というおまけ付きです。

晴天の休日ともなれば、洗濯や掃除の他にあれやこれやが待っています。
本日のBGMは内田光子さんのモーツァルトです。

かつては毎日のように聴き続けていた内田さんのモーツァルトですが
しばらく疎遠になっていました。
あの明快で明晰な演奏を受け止めるだけのエネルギーが
ここ数年の Bocco には不足しているように感じていたからです。

ところが、ところが…です。

Kaiapua とともに内田光子さんの演奏を聴きに行ったのは
11月18日のことでした。

この日演奏されたモーツァルトの作品は
ピアノ協奏曲の17番と25番。
長年にわたってCDを聴き続けた内田光子さんのモーツァルト…
まさにその “内田光子のモーツァルト” が
寸分の狂いもなく “再現” されているのだけれど
その "音” は比較にならないほどさらに繊細で、大胆で、深遠で、透明で…
Boccoが今までに聴いたライブ演奏のどれよりも
上質な音に包まれる感覚を味わったのでした。

演奏中にふっと風のようなものを肌に感じたのはあのとき以来のこと。
めったにない至高の体験だったように思います。

やはりライブ…生の演奏は最高です!
あの感覚をもう一度…と願ってまた聴きたくなるのでしょうが
サントリーホールにちょくちょく行けるほどBoccoはリッチではありません。
せめてもの思いからCDを入手しました。
30年前の演奏と今を聴き比べるのも楽しみです。
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バードランドの子守唄

2014-03-01 20:05:02 | music

“のっぽのサリー” の次に練習したのは、Adele の “If It Hadn't Been for Love” ↓ でした。
もともとは “コテコテのカントリー" なのですが、
それが Adele風にアレンジされていて、とても好きな曲です。

Adele - If It Hadn't Been for Love (Live @ The Royal Albert Hall)


さてさて、今年の発表会ではジャズのスタンダードナンバーを歌うことになりました。
本当はサラ・ヴォーン ↓ でいきたかったのですが、
中間のアドリブが長すぎてとても手が出ない。。。
そんな理由から、同じキーで歌っている JUJUをお手本にしました。
しかし、それでもやっぱり難しいんです。
至極当たり前のことなんだけど。

Sarah Vaughan with Clifford Brown - Lullaby of Birdland (EmArcy Records 1954)


とにもかくにも自分の身体の中にしっかりと歌を取り込まなくてはねぇ。。
これからもうひと頑張り、Kaiapua の不在をいいことに自宅で練習です。
なにしろ明日が発表会当日なんですから。。。
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スタジオで

2014-02-23 20:49:03 | music
先週の日曜日に引き続き、今日も高円寺のスタジオに行きました。
3月15日に開催されるイベントに向けたリハーサルだったのです。

といっても、私は総勢12名いるバックコーラス隊の一人にすぎません。
メインのシンガーの足を引っ張らないよう、本番で間違えたりしないよう
発声練習もしなくてはならないし…しっかり覚えなくてはね。。。

ごくごく普通に暮らしている人間にとって
音楽スタジオで練習するなんてまずないことです。
ましてや1,200席の大ホールでステージに立つなんて想像を絶する世界。
まちがいなく雰囲気に呑まれてしまうことでしょうが
そんな極度の緊張も含め、最終的に楽しむことができれば万々歳だと思っています。

それにはやはり、一に練習、二に練習…でしょうか。
それよりも、一に体力、二に体力、三、四がなくて、五に気力…なのかも。。。
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いまだ途上

2013-07-28 00:53:59 | music
隅田川の花火が雷雨のため開始後30分で中止になったのだとか。。。
ちょうどその頃、Bocco は自宅にいました。
夕方6時頃から雲行きがあやしくなり、いつ雨が降り出してもおかしくない空模様でした。
雨が降り始めたのは7時過ぎだったでしょうか。。
時々空がパッと明るくなり、しばらくすると遠くで雷鳴が聞こえました。
雨脚は急に強くなったり、少し収まったり、かと思えば、いきなり激しく降り始めたり、
不安定な大気の状況そのままのような展開を楽しんだ…といえば、
急な雨に、傘ももたずずぶぬれになって家路を急いだ人たちに申し訳ないのですが。。
そう思う一方で、昼間の暑さに疲れた体に当たるひんやりとした風はなんとも心地よく、
ただ雨音を聞き、徐々に近づく雷鳴を聞き、時に稲光を目にしながら、
その場にじいっと座っていたのです。

こんな時間を過ごしたのは何年ぶりのことでしょう。。
誰のためでもない、何のためでもない、ただそこにいるだけ。
自分を空っぽにする時間を、夏の雷雨が届けてくれたようでした。

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Adele - Turning Tables [Lyrics]


さて、Bocco は今月から、こんな曲の練習を始めています。
またもや Adele の曲で、“Turning Tables” 。
半年前の “Set Fire To The Rain” とはまた別の難しさがあり
前途多難の荒れ模様。。。
怖いもの知らずとはこのことかもしれない…と思いつつ
絶叫の練習☆が活きますようにと祈るのみ。
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つきぬける!?

2013-05-12 23:57:28 | music
The Beatles "Long Tall Sally"


1月末の発表会後に練習していた曲は、イーグルスの Waiting in the weeds でした。
Waiting In the Weeds - ロング・ロード・アウト・オブ・エデン Waiting in the weeds
もともと好きな曲でしたし、ある女性ボーカリストがとてもすてきに歌っているのを聴いて、その気になったのですが。。。
何回めかのレッスンの時、「何だか思い切りが足りないみたい。これくらいの曲をやってみるといいかも」と先生のお言葉。。
この曲とは、ビートルズ初期の “のっぽのサリー” です。

うっひゃ~!!!
これって二十歳そこそこの坊やが思いっきり暴走しているような曲じゃない!!!
それを私にやれと…?!?!?!?
しょうがない。やれといわれるならやってみるさ!…と、その時は思ったのでした。
けれど、その後のBoccoは絶不調。
4月の帰省中に数年ぶりに風邪を引き、治ったかと思えばぶり返し…で、
ゴールデンウィーク中も、かなりパワーダウンのまま、この週末を迎えました。
もちろん、“のっぽのサリー” など論外の状態です。

昨日の土曜日は朝から雨。
Kaiapua は日曜の夜まで帰ってきません。
これ幸いと、一日中ほとんど眠って過ごしたのがよかったのか、
明日の週明けを前にして、気分は爽快。
“のっぽのサリー” も何とかいけそうな気がしてきました。
これを機に、このところ行き詰まりを感じていたいろんなことも
突き抜けていけそうな気持ちさえしています。
あ~ぁ、ウルトラ・スーパー単純!!!

レッスンは次の水曜日。
はてさて、どんなことになりますやら。。


寝床に倒れ込んだのは金曜日の夜10時。
それから日曜の朝9時までトータルで30時間以上眠っていたことになります
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リトル・ビッグ・マン

2013-03-27 23:45:40 | music
「史上最高の沖縄民謡ショー」と題されたライブに行ったのは
昨年12月4日のことでした。
沖縄民謡をCDなどで聴くことは時々あっても、
生の演奏を聴きに出かけたのはこのときが二度目。
歌うのは、登川誠仁(せいぐゎー)と大城美佐子ねぇね。
どちらも沖縄民謡の重鎮、大御所です。
三線の速弾きで沖縄のジミヘンと呼ばれた誠仁さんが
あの日手にしていたのは六線。
ギターで言えば12弦ギターみたいなものなのでしょうか。
感動の波が胸に押し寄せて鳥肌が立つようなライブでした。

  ※この日の様子についてはこちらに詳しく紹介されています。

その登川誠仁さんが先週の3月19日に亡くなりました。
昨年の草月ホールでの演奏が、誠仁さんの最後のライブだったそうです。
誠仁さんは “せいぐゎー”の愛称で親しまれていました。
せいぐゎー…誠小…小さな誠仁さんといった意味だったと思います。
確かにとても小柄な人だったけれど、その生涯になしえたものは偉大だった。
まさに、沖縄のリトル・ビッグ・マンです。
心よりご冥福をお祈りいたします。


登川誠仁&大城美佐子 「谷茶前」(アルバム:デュエットより)



写真:草月ホールのテ・ン・ジョ・ウ(2012年12月4日撮影)
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たまたま幸運だっただけのこと

2013-02-24 23:51:40 | music
Peter, Paul and Mary - There But For Fortune


乾いた冷たい風が吹いた2月後半の週末。
1ヵ月半ぶりに帰省したKenchen の…昨日は…誕生日だった。
2月23日…あの年の雪が降る日に彼は生まれたのだった。
Kaiapua も交え3人で家族の誕生日を祝ったのは何年ぶりのことだろうか。
そんなに古い話ではないはずなのに、それが全く思い出せないなんて。。。
それほど余裕のない、この10年間だったのかもしれない。

Kenchen が仙台に向けて出発した後、Kaiapua がたまたま聴いていたのは
Peter Paul & Mary の “Songs of Conscience & Concern”というアルバム。
その中で特に今日の私の心にしみ込んできたのがこの曲、
“There but for Fortune" (歌詞はこちら)だった。

“There but for fortune, go you or go I ” とは、「もしかすると、あなたか私がそこに行っていたのかもしれない。我々はただ運がよかっただけのこと…」というような意味だろうか。
昨夜は食事の後、遅くまで3人で語り合った。
そのとき、Kenchen もKaiapua 同様、ある重要な面において価値観を共有できる世界に生きている
ということに気づいた。

明確な根拠もない差別意識から生じるすべての暴力を認めるわけにはいかない。
「すべての暴力」とは物理的なものだけをさすのではなく、無関心であることも含め、あらゆるハラスメントを含むということだ。
差別を正当化しうる根拠など、一つも存在しないと思っている。
したがって、不遇な状況にある人に対し、何ら共感を持たない人間が多数派であるかのように感じられる世の趨勢は、私には受け入れがたいのだ。

“There but for fortune, go you or go I ”
あえて言葉にするようなことではないが、私が大切にしてきたものが Kaiapua と Kenchen に継承されつつあることに深い感慨を覚える。
それと同時に、それぞれに生きづらい道を進もうとしている二人の行く末を見守ることが私の役目だということを、再確認したのだった。

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明日からの1週間が、誰にとっても穏やかな日々でありますよう。。。
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