poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

ええんちゃう?

2011-12-31 11:07:00 | 私のお気に入り
以前から気になっていた写真集が届きました。
武田光司さんの作品です。

中国、インド、パキスタン、ケニア、マダガスカル、ベトナム、エジプト、タンザニア、カンボジア、モンゴル、タイ、ラオス、モロッコ、ネパール…武田さんが旅先で出会った人びとの写真に添えられているのは、温かみあふれる言葉。
関西弁であれ、何であれ、ふだん私たちが何気なく発しているに違いない言葉に、トントンと軽く肩を叩かれているような気がします。
ちなみに、表紙を飾るインドの小さな人の写真に添えられているのは「アカンてぇ~ 照れるやん」という言葉。

過去の記事に、同じ写真が登場するこちらあちらがあります。
以来4年半が経過した今、改めてこの写真集を見ていると “めげずに生きるっきゃないぞ…” という気持ちになります。

“ゆる系” や “癒し系” をむやみによしとするのは意図するところではありません。
けれど、がむしゃらだとか、ひたすらにといった生き方にも無理があるように思います。
そうしたこととは異なるところで 、いつの間にか “生き抜く力” が自分のものになっていたらいいな…などということがよぎる2011年の締めくくりです。


今日もつまらない戯れ言におつき合いくださり、ありがとうございます。
明年もまた、時々は poco a bocco においでくださいね。
どうぞ佳き年をお迎えください…
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どうやら年の瀬らしい。

2011-12-29 12:36:35 | works
このところなかなか更新できないまま
今日から年末年始のお休みが始まりました。

1年の半分、特に11月から年明けにかけてが猛烈に忙しい部署から脱出したのは去年の春。
現在は、年間を通して忙しさの度合いがほとんど変わらない環境だというのにねぇ。

今年は大晦日あたりからKenchenが合流し、3年ぶりに3人で新年を迎えることになりました。
とはいえ、あまりお正月らしいことはせず
それぞれが日頃の疲れを癒すことを第一義とするのがわが家流。
〈単なる怠け者の戯言ですね。。。〉
というわけで、お正月準備といってもさほどのことはありません。
今日は一人なので、何はさておき、思いっきり気ままに過ごしています。

それで、長らくのご無沙汰を埋めるべく、こんなものをお見せしたいと思います。
今年いちばん重宝している手編みのストールです。
この形に至るまでに、実は10年もかかってしまいました。

カシミアでなにかを作りたい、それにはまず材料調達!…と思い立ち
吟味に吟味を重ねて手に入れたのは、nepalという名の糸。
カシミア100%ではなかったけれど、なにより、
かすかに黄色みを帯びたベージュ、微妙なトーンの茶色が混ざったカーキ系の色が決めてでした。
〈その色をうまく再現できなかったのは、にわか手抜き写真のせい…ということにしておきます。〉
それを寝かすこと数年。
まず最初に取りかかったのは、縄編みの入りの大きな三角形と
ガーター編みの四角形を接ぎ合わせて作るベストでした。
仕上げられないまま放置している間に、ムシ食いが数カ所!!!
それをほどいて編み直しにチャレンジすることにしました。
2年越しで編み方向の違う長~い長方形を接ぎ合わせてストールにしてみたのですが
バランスが今ひとつなものに仕上がってしまいました。
それが去年の今ごろです。
再びほどいて編み直し、今年の春先にようやく完成したのがこの作品です。

サイズは55cm×150cm。
セーターやコートの上にはおり、後ろでコードを結ぶと
肩から上腕部、背中にかけてとても温かくなります。
しかも、250g弱という軽さなのでとっても快適

さぁて、陽射しがあるうちに買い出しに行ってきます!
ご無沙汰の罪滅ぼしに、年内にもう1回くらいは投稿したいな!
…と、ここで自分を追い込んでしまおう
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ふしぎな窓

2011-12-07 23:16:55 | あれこれ
この1週間、iPodでひたすら聴いているのはビリー・ジョエル。
きっかけは、 “やってみない?” とのボーカルの先生のお言葉です。
それで慌ててベスト盤を入手し、まずはビリーとお近づきになろうとしているわけです。

手元にあるベスト盤は、1973-1985の作品を収めたものなのですが、よく知らないまま今日に至っていたものがほとんどでした。



それでも聴いているうちに、これはビートルズだよね…とか、ウィングスの音に近いね…とか、ビーチボーイズっぽいかな…とか、ポール・サイモン風かも…こっちのはシカゴっぽい?…なんて、徐々に自分の中の引き出しに収まってきました。
それにしても実に持ち札の多い人……思いがけないものが見えてくる不思議な窓みたい。。。

都会で暮らすことの悲しさやせつなさを淡々と、あるいは辛口の言葉でJazzyに歌いあげるビリーの曲には、東海岸の空気が漂います。
シニカルにならず、今ある現実をしっかりと受け止める意志が存在しています。
PP&Mに代表されるモダン・フォークの心もちゃんと受け継いでいる。
う~む、面白くなってきたぞぉ!!!
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