poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

7週間後。。。

2011-04-29 21:05:22 | 日々録
あの日から7週めの金曜日です。
まだまだ予断を許さない状況が続くであろうことに変わりはありませんが、
まずはこの日を無事に迎えることができれば…
そんな思いで過ごした7週間でした。

震災後の何週間か、常に私の脳裏で回転していた曲があります。
Eagles のNo More Cloudy Days
ソングライトはグレン・フライ。
Peaceful Easy Feeling や Lyin' Eyes もそうですが、
この人は、ど真ん中ストレートのラブソングを臆面もなく作って歌えてしまう。。
しかも、それがちっともイヤな感じではなくキュート…
彼は、そんな不思議な能力の持ち主でもあります。

この曲は、女性に対する思いを表現したものではあるのですが、
対象を “友だち” や “家族” 、あるいは “人一般” に広げても
まるで違和感がありません。
幾多の失敗や挫折を経て生きてきた大人だからこその愛。
軟弱な精神など入る隙間はありません。


 Sitting by a foggy window
 Staring at the pouring rain
 Falling down like lonely teardrops
 Memories of love in vain
 These cloudy days, make you wanna cry
 It breaks your heart when someone leaves and you don't know why

 I can see that you've been hurting, baby I've been lonely too
 I've been out here lost and searching, looking for a girl like you
 Now I believe the sun is gonna shine
 Don't you be afraid to love again, put your hand in mine...

 Baby, I would never make you cry
 I would never make you blue
 I would never let you down
 I would never be untrue
 I know a place where we can go where true love always stays
 There's no more stormy nights, no more cloudy days

 I believe in second chances
 I believe in angels, too
 I believe in new romances
 Baby, I believe in you
 These cloudy days are coming to an end
 And you don't have to be afraid to fall in love again.......


  ・・・・・自分ノ弱サヲ認メラレナイヨウジャア
       強クナンテナレナイヨ
       ソノ強サガアッテコソノ優シサナンダカラ
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2011-04-23 17:01:51 | 私のお気に入り
どうしてもこの人の作品を見たくて、仕事を終えて青山へ向かったのは3月1日…冷たい雨の夜でした。
向かった先は DEE'S HALL
“糧”と題された woky shoten 沖潤子さんの作品展が開催されていたのです。

その感動をお伝えしようと写真だけは準備していたのですが。。。
以来2ヵ月近くが過ぎ、その間に結構な体験がありました。
その体験のせいにしてしまうわけにはいきませんが、
どうやらあの感動を語る言葉をどこかに忘れてきてしまったらしい…というのが現状です。
まったく、もう。。。

思えば、この1ヵ月半を非常時に近い感覚で過ごしてしまいました。
いろんなことを考えれば考えるほど先が見えなくなる閉塞感。
そこから逃れようともがく自分がここにいます。
逃れようともがくのは無駄なことだと気づいている自分も確かに存在しています。
自分のだらしなさを認めざるを得ません。

それでも、刺繍という手芸のジャンルをはるか飛び越えた芸術、woky shoten さんの作品に触れていただきたくて、画像を貼りつけました。



ステキすぎます。。。。。
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『神々と男たち』

2011-04-13 23:00:50 | 日々録
極限状態に陥ったとき、果たして自分は毅然としていられるのか……。
学生だったころから、Boccoはこんなことを時々考えます。
この1ヵ月は特に、そんなことを思う日々が続いていました。
でも、出口の見えにくい厳然たる事実と向き合うエネルギーを保つのは至難の業。。。

Kaiapua の誘いに応じて見に行ったこの映画 “神々と男たち” が、そんな不安定な思いの “つっかい棒” になってくれたようです。

随所で流れる聖歌の心地よい響き。
過激な場面を最小限に抑え、つらい結末も淡々と描く巧みな構成。
静謐さの中に深い感動と底知れぬ悲しみが迫ってくる…そんな映画でした。
生きることへの意志があるからこそ、人は不安に襲われ、揺らぎ、迷い、葛藤するのかもしれません。
不安や迷いから逃げないことが、つまり生き抜くということなのですね。
“生き抜く” ということは、必ずしも “何がなんでも生き残る” ということではない…なんて
そんな思いが、今さらのように駆けめぐっています。

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ヘイジョウシン、ヘイジョウシン

2011-04-03 17:08:46 | 日々録
こんなものが届きました。
友人宅の庭で収穫された月桂樹とローズマリー…何よりの贈りものです。

年末に届いた別の友人からの野菜とお米のセット。
年明けにもらった夏みかんとハーブ…この方には年末にもレモンを分けていただいた。
同郷の友人から暮れにもらった丸いお餅。
知人宅から年明けに届いた四角い切り餅。
1ヵ月月前には大きなデコポンももらったじゃないの。。。
そうそう、つい先日も自家製レモンジャムまでいただいたのだった。。。

いただいてばかり。。。
そして、そのどれもが買ったものではなく、
自宅の庭でなりました…とか、うちで作りました…というもの。
そういうものをもらったときって、特別にうれしいのよね。
それをくださった人たちの気持ちが本来の味に加わって、
しみじみ “ありがたい~” と思うわけです。

そうそう、まだ大切なおまけがありました。
特別に料理が好きというわけではないけれど
いただいたものを自分の手を使って料理する喜び。
それをおいしく食べられる喜び。。。

つくづくいろんな人に支えられて生きてるなぁ…と思う次第。


::::::::::::::::::::

これは、地震の5日前にBoccoが書いていた文章です。
あの日から3週間が過ぎた今、ようやく日常を取り戻そうという方向へスイッチが切り替わったように感じています。
つまり、こんなのどかなことを率直に語ることのできる日常です。

はじめの2週間あまりは、正直なところ、生きた心地がしない…それくらい緊張して過ごしました。
徐々に明らかになっていく被災地の様子、計画停電とそれに伴う交通機関の機能縮小、いつ起こるかしれない余震への不安、原発事故による不安と怒り…それらが重なり合いさらに増幅する恐怖心。。。
そんな状態だったのです。
情報に踊らされて愚かな行動に及ぶことだけは絶対にやめよう…そういう決意にもかなりの緊張が伴いましたし、電車に乗っていても、仕事をしていても、入浴中も、就寝中も、常に常に神経を研ぎ澄ますような日々でした。

しかし、いつまでも緊張が続くわけがありません。
思いやりとか優しさとか、そんな美しい言葉でごまかすことなく、まずは自分自身のあり方を問い直してゆきたいと思っています。

〈つい先刻も南関東に「緊急地震警報」が出て一時中断…ドキリ!の数十秒間でした。〉

まぁ、そんなわけで、いつまで続くのかわからない長期戦。
くじけないだけのエネルギーを回復し、そしていざというときに立ち上がるためのエネルギーを保つ暮らしに励みたいと思います。
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