poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

エコたわしはいらんかね~

2013-06-30 21:35:57 | 日々録
浴槽の掃除に使っているエコたわしがかなりくたびれていることに気づいて
結構な時間がたっています。
今使っているのも、その前のも、中長編みで長方形に編んだだけの、
味も素っ気もないものでした。
もう少し気の利いたものを作れないものか…と、
エコたわしの作り方が紹介されている本をいくつか
図書館などでチラと見たりしていたのですが、
製作意欲が湧くようなものは見あたらないままに数ヵ月。。。

ふとドミノ編みで作ってみてもいいかも!…と思い立ち
先週と今週の週末をかけてできあがったのが、
はじめの3色バージョンとこの子たちの計5枚。
(写真では淡い水色のように見えますが、実際はごく普通のライトグレーに
 黒とロイヤルブルーのアクリル毛糸を使っています。)




下のような正方形のピースを、作り目と拾い目で編みつないでいくのですが、
それがなぜか面白くて、“やめられない、とまらない” 状態に陥るのです。



次は…といっても秋以降の話ですが、
配色とつなぎ方を変えてニットバッグを作るのはどうでしょう。
フェルト化すれば、ニットのイメージから少し離れていい感じになるはず…と
構想は広がるけれど。。。

参考:林ことみ著『北欧ワンダーニット-不思議ですてきな10のテクニック』文化出版局
コメント (2)
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梅雨空…花散歩

2013-06-23 21:55:19 | ひとり言
梅雨空に向かって咲くノウゼンカズラ。
深みのある橙色というのでしょうか…Bocco は、この花の色が好きです。

かつてソウルを訪れたとき、目に焼きついたチマチョゴリの色はまさに
韓国民俗村のあちこちで見かけたこの花の色でした。
1995年夏、国立中央博物館として利用されていた旧朝鮮総督府の庁舎が解体される直前のことでした。
韓国の国花であるムグンファ(無窮花)つまりムクゲ(木槿)よりも、このノウゼンカズラこそが
Bocco のイメージの中では Korean Color となっています。
以来、この花を見かける度に、自分が生まれ育った国と朝鮮半島のつらい歴史に思いを致し、
正しく歴史を認識すること、正しく事実を伝えていくことの意味を噛みしめます。

6月23日は沖縄戦慰霊の日です。
ちょうど10年前の今日、Bocco は 琉球大学のキャンパスを訪れていました。
梅雨明け直後で、全身から汗が噴き出し流れるほど強烈に暑い日でした。
こんな気象条件と戦火のもと、行き場を失い危険と恐怖と飢えと闘いながら何ヵ月もさまよった幾多の人々。
ここで多くの命が失われたことを思い、とても厳粛な気持ちになりました。

今日は都議会議員選挙の投票日。
雨が降り出す前に行っておこうと、散歩を兼ねて近所の小学校へ向かいました。
その道すがら、見つけた花たち…この2か所しか撮影できませんでしたが。。。
いつも歩いている道なのに、まるで何も見ずに歩いている日頃のゆとりのなさに
改めて気づいた次第です。



時々野菜を買う農家の敷地内で見つけたハルシャギクの群生。
もとは園芸種だったようですが、すっかり野生化しています。
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きいろ星人

2013-06-09 18:33:08 | 私のお気に入り
グレーやネイビーなどダークな色が中心の Bocco の身辺には
黄色が案外多いことに気がつきました。

とりあえず手近にあったものをモノトーンのインド布の上に集合させてみたら…

10年近く毎日のように使っているホーローのケトル、
萩原千春さんのティーポット…ケトルもポットもあちこちぶつけて傷だらけです。。
スイミングウェアに、スイミング用の耳栓。
小さいレンズのリーディング・グラス…つまり老眼鏡、
レンズが大きいのはUVカットのサングラス。
そして、ミニポーチ。。。

黒地に黄色の模様が入った水着を、これとは別にもう一つもっています。
ミニポーチは、外出時に鍵を入れておくために使っています。
この色なら、バッグの中で鍵を行方不明にしてしまうこともありません。

前回の記事で紹介した “トナさん” 同様、このポーチは Kaiapua からのプレゼントです。
“ダークな色にしないこと!” という条件つきで、Bocco が自分で選びました。



子どものころから、赤やピンクは自分の色ではないと思っていました。
“色黒の子には黄色が似合うわねぇ…”
周囲の大人たちの言葉を忠実に信じた結果なのでしょうか。
真相はよくわからないけれど、
ともかく黄色は小さなころから馴染んできた色だったので
なんとなく安心な色として選んでいるのかもしれません。


  黄色グッズを引き立てている布は、アジュラック染めのストール
  去年5月に出会って以来、大活躍しています。
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トナさん

2013-06-05 23:06:53 | 私のお気に入り

マリア・ルドマンのレザーバングル。

北欧に暮らすサミ族の伝統工芸を基にデザインされています。
トナカイの革に、ピューター(錫を主体とした合金)を編んだもので装飾が施され、
ボタン状の留め具もトナカイの角で作られています。




駒場の日本民芸館でサミ族の伝統工芸品を初めて目にしたのは10年以上も前のこと。
以来、憧れの品でした。

トナカイの革と角だから、“トナさん” 。
Kaiapua と Bocco がそう呼んでいるにすぎないのですがね。。。
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リサイタルの前に

2013-06-03 20:47:08 | 日々録
少し前のことになりますが、5/23 に石田菊香さんのピアノ・リサイタルが催されました。

この日は、13時まで仕事をして、“秘密の隠れ家” と呼んでいるお店でランチ。
以前は毎週のように行っていたのですが、時間的な問題等々でなかなか顔を出せなくなってしまったお店です。
誠実で律儀なマスターの人柄が表れるような手作りのカレーをいただくのは3ヵ月ぶりのこと。
いつものように一口一口を全身全霊で味わいながらいただきました。
至福の瞬間と言いたいくらい。。。
それくらいこのお店の雰囲気とカレーが好きなんです。
でも、場所も名前もナイショです。
何しろ Bocco の隠れ家なんですから。

さて、せっかくの半日休暇です。
リサイタルが開演する19時までの時間は有意義に使わなくてはね。
まず最初に目指したのは、神宮前のUNION WORKS AOYAMA
原宿駅からゆっくり歩いて20分程度でしょうか…少し回り道をした末にたどり着き、靴底に滑り止めの加工を依頼。
そのついでにお隣のグランピエを覗きました。
去年京都のグランピエで買って重宝したギャザーパンツと同じデザインのものがあり、
猛暑が予想される今年の夏に備えて、色違い・素材違いのものを1点入手してしまいました。
インド藍で染めた上にターメリック(うこん)の染めをかけた陰翳のある深い緑色のものと、
縦糸と横糸で微妙に色が違う墨色のもの、どちらにするか大いに迷いました。
でも、いつも黒やグレーばかりなんだから、たまには違う趣をと思い、緑色の方に決めました。
靴を預けて荷物が軽くなるはずだったのに。。。

減らなかった荷物を手に、通り道にあるミナペルホネン・ピースを覗きましたが、先客でいっぱいだったのでチラと眺めて早々においとま。
そこから外苑西通りを進み、外苑前交差点で右折、さらに表参道の交差点を左折して、南青山と西麻布の境目あたりまで足を伸ばしました。
修理のため預けていたものをArts & Science /& Shopで受け取り、再び表参道へ。
夜のスケジュールを考えると、さすがにこれ以上歩くのは無謀と判断し、
わずかひと駅でしたが、地下鉄で渋谷に移動しました。
ここから目指すのは、リサイタル会場のあるアークヒルズです。
都バス01番の新橋行きに乗り、20分あまりの路線バスの旅~♪
遠回りの行程ですが、あえてバスに乗りたかったのです。

アークヒルズに着いたのは16時半ごろ…まだ2時間の余裕があります。
陽射しをよけながら移動したとはいえ、この日は夏日…休憩が必要でした。
カフェで注文したビールのおいしかったこと!
バゲットにチーズをはさんだだけの超シンプルなサンドイッチも実に美味でした。
用事を済ませ、あちこちたくさん歩いて、バスにも乗って…
リサイタルとその後のお楽しみも含め、心楽しい、よき一日でした。

  写真:グランピエ(上述)のパティオにて撮影
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お~っと6月

2013-06-02 19:52:27 | 日々録
まごまごしているうちに水無月です。

この週末はらっきょう漬けを仕込むことに。

本来ならば、下漬け-本漬けと手間ひまのかかるらっきょう漬けですが、
私は高山なおみさん式の直接漬けです。
甘すぎない方が好みなので、醤油漬けにします。
といっても、きび砂糖をそれなりに使うんです。。。

今年漬けたらっきょうは2kg。
試しに数えてみたら、385粒(たぶん)ありました…ヒマだね~!

第1ラウンド…水を張ったボウルの中でらっきょうを一粒ずつほぐしながら泥を落とし、薄皮を取る。
第2ラウンド…芽と根を切り落とし、もう一度さっと水洗いする。
第3ラウンド…らっきょうの水分をふき取り、瓶に入れる。
第4ラウンド…煮立てた調味液を熱いうちに注ぎ入れる。
 (ここまでの作業に4時間…要領が悪いんです。。)

瓶の中が完全に冷めるのを待って蓋を閉め、保存します。
これは調味液を注いだ直後の状態です。

かつて酢梅を漬けたときのラベルがそのまま残っています。
もう26年も前のことです。
たぶん記念すべき最初の保存食?づくりだったかも。
遠い記憶の中の、若かった自分が何となくいとおしく感じられて
このラベルをはがす気持ちになれないのです。
この年は、酢梅と梅酒を作り、使い終わった梅の実はジャムにしました。
梅に氷砂糖と蜂蜜を加えて梅シロップも作りました。

あれからこんなに長い年月が過ぎてしまったんだ。。。
無心になれる手作業をしたくて思い立ったらっきょう漬けでしたが
思わぬところから、古い記憶を掘り起こしてしまいました。

3年以上さぼっていたらっきょう漬け。
レシピによると1週間後には食べられるとのことですが、
Bocco はもう少し待ってから食したいと思います。
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