poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

元気ですよ。。。

2010-08-26 22:10:04 | 日々録
7月初旬以来、休暇をとっていなかったことに気づきました。
基本的に土日は休日なのだけれど、この間、土曜日に仕事が入ったのが2回。
そんなわけで、24日に思い切って休暇をとりました。
雑用を片づけた後、三宅坂へ。
目指すは国立劇場視聴室。
午後1時から5時まで、国立劇場で上演された歌舞伎アーカイブスのビデオ鑑賞です。
自分が見たいものを事前に連絡して、映像を独り占め。。。
イヤでも(ぜ~んぜんイヤじゃないけど…)画面に集中してしまいます。
う~ん、すっご~く面白かったぁ~

これに味をしめて、時間を作ってはせっせと通うことに・・・なったらいいなぁ。。
年末までに是が非でも消化しなくてはならない休暇が、実はあと9日も残っているし。。。

次々と仕事があるのは幸せなことではあるけれど、なかなか思うようにならないものですねぇ。
でも、それを何とかこなし、自分自身の楽しみや充実に向けられるエネルギーがあることに、まずは感謝しなくちゃいけないな…と思う昨今の Bocco です。

実は、8月15日の記事に続編あり…です。
それは今度の週末に認めることにしますね。。。
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65年目の8月15日に

2010-08-15 18:16:35 | 日々録
たまたま所用で訪れた書店で『硫黄島 栗林中将の最期』梯久美子著を入手。
同じ著者による『散るぞ悲しき』を読んで、この書き手の洞察力、分析力、筆力…に強い関心を持っていました。
その完結篇が出版されたらしいという情報を得ており、ぜひ読みたいと思っていたところでした。

早速読み始めたところ、硫黄島で戦死した若き指揮官に焦点を当てた章もあって、そのうちの一人が折口春洋(ハルミ)。
折口信夫(釈超空)の愛弟子で、硫黄島着任後間もなく、折口の養子となった人です。

どういうわけか、この本を入手する2日前に、折口信夫の『死者の書』を読んでみたいと、ふと思った私は、『死者の書』と『釈超空歌集』も一緒に買い求めていました。
高校1年の現代国語の短歌の授業で、釈超空の歌を選んで発表をしたことがあって以来、いつかはちゃんと読んでみよう…つまり向き合ってみたいと、とぎれとぎれながらも思っていたのです…ソレニシテモ オソロシクナガイアイダ ワスレズニイタモノダ。
それで、まず読み始めた『硫黄島 栗林中将の最期』に折口信夫との深い関わりが描かれているのですから、どっきり!です。

先週の週末は“「韓国併合」百年を問う” シンポジウムが開催されていました。
会場の東大農学部キャンパスを訪れたのですが、満員御礼状態でロビーで聴講するのがやっと。
午前中のひと枠が終わった段階で、すごすごと引き上げてしまいました。。。
その時に撮影したのが ↓ の画像(東大農学部正門)と ↑ の画像(正門入ってすぐのスダジイ)。



おりしも今日は8月15日。
終戦から65年です。
かけがえのない命、かけがえのない人生を「国のために」捧げた魂の中にも、この風景を身近に過ごした人々が確かに存在した…ということ。
私が生まれて今に至ったこの国…そこに住む人々は、そのいたみを十分に知り尽くし、その愚かさを十分に思い知っているものと信じたいと思います。
私にとっての愛国心とは “自分が生まれ育った土地、文化、風土、習慣…、そしてそこに住む人々を愛する気持ち” に他ならず、決して国境で区切られた国家を最優先するものではないのです。

あらら、あまりの暑さでを友にキーボードを打っていたら、こんな方向になっちゃいましたぁ
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ひっそり ひんやり

2010-08-03 23:00:19 | View From The Hotel
当たり前だけど、夏まっさかり。
これでもかッ!…というくらいの激しく暑い毎日です。
そんな時にふとよみがえったのが、古~い木材の香りと遠い記憶。

なんだろう、この懐かしい香り。
暑い空気の中でホッとするような感覚。
あれ? これはずう~っと遠い昔の、体の記憶のどこかに眠っているような。。。
この格子と柱に近づいたとき、そんな不思議な感覚がよみがえりました。
東福寺開山堂でのひとコマです。

それはたぶん、子ども時代の夏休みのこと。
お寺の建物の中だったり、祖父母の住む家だったり。
たとえば真夏の昼下がり、お昼寝タイムになぜか Bocco 一人の目が開いています。
家の中はし~んとしています。
小川のせせらぎが聞こえ、裏の山では蝉しぐれ。
やわらかな風が時々カーテンを揺らし、Bocco の汗ばんだ肌をさっとなでていきます。

そんな記憶と同居しているのが、この風雨にさらされた木材の匂いだったのです。
体の記憶の奥深くにひっそりと隠れていたものが、心地よい感覚を掘り起こしてくれました。
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