poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

大人の赤

2015-02-07 19:42:13 | あれこれ
かれこれ15年ほど前から私の手元にあった赤い毛糸。
シルクと少しだけキッドモヘアが混じった深い赤がとても魅力的でした。
いつかこんな赤が似合う大人になりたい…なんて
その時すでに大人というにも十分すぎる年齢に達していたにもかかわらず
大まじめにそう思って買い求めたのでした。

昨年末、この赤い毛糸でスヌードを作ろうと思い立ちました。
久しぶりに編むアラン模様にわくわくしながら
年末年始の休暇を利用してここまで編んだのですが
その作業を一時中止していました。



ストップしていたのは、そば色のネックウォーマーに着手してしまったことがきっかけでしたが
実のところは、一度は思いついてみたものの
こんなに真っ赤なものを首の周りに巻いて外を歩く自分の姿を想像すると
どこかしっくりしなかったということもありました。

そのうち、ニット作家のmichiyoさんの本
前立てとラグラン線に縄編みを配したカーディガンを見つけて予定変更したのです。
(スヌードでなくカーディガンならばヨシとした根拠は自分でもわかりません。。。)

それからというもの、少しの暇を見つけては編む毎日。
ようやく身頃が編み上がり、あとは袖を残すだけ…となった段階で
途中で編み針を取り替える時に間違って1号細い針に変えてしまったことに気づきました。
それが今朝のこと…まったくトホホな展開です。

ほどいたのは全体の3分の1強。。
しかし、そんなことでメゲるような Bocco ではございません。
自分の迂闊さにヘコみはするけれど
これでまた “編む” という至福の営みができるのだからと気を取り直しました。
このカーディガンにピッタリの小さな四角形の赤いボタンも見つけたんだし
今シーズン中に一度くらいは袖を通すことができるよう
寸暇を惜しみ、黙々と編み続けるのみです。

この赤は “アメリ” の赤…だと思いませんか?

こんな色が似合う粋なばあさんになるには
まだまだ道は遠く険しいということなのだと改めて思い知った次第。

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明日はロベール・クートラスの絵を観に行く予定です。
今年初めての美術鑑賞でもあり、とても楽しみです。
コメント (3)
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