poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

自分を慈しみ、ていねいに生きる

2020-01-13 20:05:00 | ひとり言
1月2日、美術館で

年明けから10日あまりが経過しました。
月〜金の勤務を何とかこなした後の3連休は
あれこれの目論見は一旦保留にして、気持ちの赴くままに過ごしました。

欲張らず、無理をせず…もちろん何もしないわけではありません。
最小限のルーティンはこなしたうえでのことですけれどね。
おかげで少しパワーを取り戻すことができたように感じます。

これからは、自分を慈しんで暮らしていこう…
それがていねいに生きるということに繋がるんだろうなぁ…

お正月休みに、雑誌のバックナンバーのページをとりとめもなくめくっていたら
こんな詩に出会いました。

ふろふきの食べ方

自分の手で、自分の
一日をつかむ。
新鮮な一日ををつかむんだ。
スがはいっていない一日だ。
手にもってゆったりと重い
いい大根のような一日がいい。

それから、確かな包丁で
一日をざっくりと厚く切るんだ。
日の皮はくるりと剥いて、
面とりをして、そして一日の
見えない部分に隠し刃をする。
火通りをよくしてやるんだ。

そうして、深い鍋に放りこむ。
底に夢を敷いておいて
冷たい水をかぶるくらい差して、
弱火でコトコト煮込んでゆく。
自分の一日をやわらかに
静かに熱く煮込んでゆくんだ。

こころさむい時代だからなあ。
自分の手で、自分の
一日をふろふきにして
熱く香ばしくして食べたいんだ。
熱い器でゆず味噌で
ふうふういって。

(長田弘詩集 『食卓一期一会』 所収)


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今シーズン第1作、ただ今進行中!
私にとって編むことは、実に快感。。。。。


コメント (3)
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