poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

晩夏の幸福

2006-08-27 17:30:29 | あれこれ
沖縄・久高島。

自転車で軽く一周できるくらい小さな島であることも、お気に入りの理由の一つです。
島に着いたらまず自転車を借りて、ふら~りふらりと気の向くままに走ります。
集落を横目に走っていくと、あっという間にアダンの林の脇道に出て、御嶽があれば自転車を止めて拝礼。
私が行くのは真っ昼間なので、畑には誰もいません。
まるで誰もいない空間を一人で走り抜けるような錯覚に陥って、少し緊張しながら、それでもふら~りふらりとペダルを踏み続けます。
沖縄式の大きなお墓が建ち並ぶエリアでは、緊張感がピークに達し、一目散に駆け抜けてしまう小心者の私。
島のほぼ中央にある緑一色のスポットが気に入って、写真に収めました。
強烈な日差しの中でひんやりとやさしい風にそよぐ草木。
こんな風景を毎日目にすることができたらどんなに心が安らぐことだろう・・・と、少し感傷的になってしまいました。
今でも、この写真を見るたびに、この場所で感じた体の感覚がよみがえって、とてもしあわせな気分になります。

自然にすっぽりと包まれた自分の体。
なにか目に見えない大きなものに守られているような気がするのです。

そんな感覚で2~3時間過ごしたら、集落の中にも入って行けそうな気がして、路地のようなところへ自転車を向けました。
家々の門先にある日陰で、“おばあ”たちが椅子に腰掛けています。
あっちとこっちで静かに“ゆんたく”しているのでしょう。
そんな彼女たちの生活の一部に侵入するようで少し躊躇していたら、“こんにちは”と、まるで顔見知りのようなトーンで声をかけられました。
たったそれだけのことで、ふわっとした空気に包まれ、これもまた、沖縄でのいい思い出になっています。



沖縄本島南端近くにある民宿の玄関先の様子です。
赤瓦の屋根にド派手なサーフボード・・・たぶんもう使われていないものなのだけれど、この場所にこの色のボードがあるっていうことがステキに思えてシャッターを切りました。
右上にアセロラの枝が見えます。
この前年、やはり猛烈な炎天下を久高から戻ってきた時、民宿の“おばあ”がお疲れさまと言って、このアセロラの実を食べさせてくれました。
強い酸味が体にしみわたるようで、全身しあわせ気分になりました。


9月8~10日は野草グループの仲間たちと清里に行きます。
今年はどんなことが待っているのか・・・ワクワク半分・ドキドキ半分です。
ほどほどのお天気に恵まれますように・・・
コメント (4)
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がんばれ~!

2006-08-20 15:59:51 | 日々録
隣の畑にはいつくばるように伸びたゴーヤーです。 ↑



去年の今頃は ↑こんなに大収穫だったというのに、畑の主が放棄してしまったのでしょう。
畑に落ちて越冬したタネが成長して、かわいらしい花を咲かせてくれました。
実りは期待できそうにもありませんが、それでも祈るような気持ちでエールを送っています。
それにしても、“ああ、もったいない!”

1週間の帰省はあっという間に過ぎてしまいました。
帰省のたびに訪れるスポットの一つ、吉田璋也氏の医院跡でこんなものに遭遇しました。


木喰仏のレプリカです。
吉田璋也は鳥取の民芸運動のリーダーだった人なので、木喰さんとの組み合わせは至極当然。
今まで何を見ていたんだろう…と、自分のうかつさにがっかりです。

木喰さんの“欲のない柔和な表情”にはほど遠い私ですが、日々是精進かな?…と、殊勝な気持ちになっています。
いつまで続くことやら。。。
コメント (3)
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夏!!!!!

2006-08-06 16:46:17 | works
 夏ですね~!
エアコンは極力使わず、ぶるぶる大汗をかいています。
こんな季節に何よりうれしいのは、たっぷりの夏野菜が食卓に並ぶこと!

私が住んでいる武蔵境というところにはまだわずかながら農家が残っていて、無人販売所…っていうのかな?…がいくつかあります。
その日の朝採れたばかりの新鮮な野菜が並び、とても人気があります。
ただ、私の場合、昼間このエリアにいることがほとんどないので、その野菜たちになかなか巡り合えないのがとても残念です。

でも、“捨てる神もあれば、拾う神もあり”で、故郷に住む友人から新鮮な野菜が届きます。
彼女のご両親の丹精で立派に育った栄養たっぷりの野菜。
しかも、私自身が育った土地の水と空気と土で育ったものですから、これ以上のものはありません。
ある時、ナスやトマトと一緒にカボチャが届きました。
素朴な“いいお顔”のカボチャたち・・・それぞれに個性があって、目で見る楽しさも一緒に味わいました。

いたずら大好き 妖精カチャ・・・2004年11月 野草展


カチャ…正確にはカチャ・マタ…はバリ島生まれの妖精。
ないがしろにされると牙が生えてきて、妖怪になります。
とてもシャイな性格で、少々あまのじゃく。
ちょっとしたいたずらが得意。でも、憎めないキャラクターの持ち主です。
妖精には珍しくメガネをかけています。


poco a bocco は夏休みをいただきます。
次の更新は8月20日…うふふ、Boccoの誕生日ィ~♪…頃を予定しています。
みなさまも楽しい夏をおすごしください。
コメント (7)
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