poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

なごりの桜餅

2009-04-25 18:57:23 | 日々録
ゴールデンウィーク間近の休日。。
朝から激しい雨が降り続いています。

行ったり来たりの季節も、実は自然のプログラムどおりにじわりじわりと前進中。。。
そんな時の移ろいの中で、春の終わりのひそかな楽しみのひとつは拙宅裏手、幼稚園の八重桜。
こんもり丸~く咲く八重桜には小さな葉っぱがついていて桜餅のよう…と、いつも思います。

ところが、今年はちょっとした異変がありました。
ピンクの桜餅はご覧の通りなのですが、
白い桜餅がなる?はずだった木は…



…痛々しいことになっていました。
花の季節になるまでまったく気づかないなんて、
毎日目にする木々なのに、なんとまあ迂闊だったこと。。

来年こそは、白くこんもりした桜餅を、ふたたび目で味わうことができますように。。。
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テ・ン・ジョ・ウ

2009-04-22 22:21:23 | 私のお気に入り
これを撮りたい!…と、ずうっと思いながら
ぐずぐずしていた私。
でも、あと1年もしないうちに撮れなくなってしまう!
それでとうとう決行です・・・なんて、かなり大げさな前フリでした。
本日のお題は「歌舞伎座の天井」。

建て替えのために来年5月から一時閉鎖するということもあって、
歌舞伎座人気が高まっているようです。
今月は3階席のチケットを入手することができず、一幕見席(4階)で見たのは
『廓文章』と『曽根崎心中』。
実は『曽根崎心中』に、友人が出演していたのです。

その友人の舞台を頻繁に(といっても年に3~4回)
見るようになって3年余りになります。
大学卒業後、25歳からこの世界に入った彼も、
今や歌舞伎義太夫を背負って立つ太夫の一人。
おかげで、気を張らずに歌舞伎を見に行けるようになりました。


天井に一番近い席からは、こんなふうに見えるのです。


レトロモダンの香りがします!


この幕が見えると “なるほど” となるわけです。。


歌舞伎座の歴史については、こちらをどうぞ!
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若葉 - ユリノキ - 阿修羅さん

2009-04-15 01:36:31 | あれこれ
大きな大きな木が好き!
そんな私のお気に入りのひとつが、上野の国立博物館前のユリノキ。
見事な枝ぶりに新緑の小さな葉が彩りを添えるこの季節ならではの表情に出会いました。

3月末に始まった「国宝 阿修羅展」には行かないつもりでいました。
大勢の人の波に呑まれてしまいそうで、気後れしていたのです。
ところが、思わぬ展開!
日時指定で入館できるチケットを入手した友人に誘われるという幸運に恵まれ、
大喜びで出かけました。

阿修羅さん、迦楼羅さん、そして法隆寺の「阿弥陀三尊像(伝橘夫人念持仏)」をはじめ
仏像の数々についてのコメントは、どなたか造詣の深い方に委ねましょう。
Boccoは、阿修羅さんとの1年ぶりの再会ができただけでも十分に満足。
ひと通り見終わった後、ふたたび阿修羅さんのところに戻って
じっくりと対面することもできたのですから
とてもラッキーでした。




大満足で会場を後にしたのは、5時少し前。
西に傾いて沈んでいく夕日に、博物館の建物がオレンジピンクに染まり
とてもきれいでした。
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洋白とインド布

2009-04-07 23:30:46 | 私のお気に入り
私の語彙の隅っこになんとなくころがっていた「洋白」という言葉。。。
洋白=洋銀、またの名を ニッケルシルバー。
それが「銅+亜鉛+ニッケル」の合金…だということを確認したのはつい最近のこと。
スプーンなどカトラリーに使われている、優しくてどこか暖かみを感じさせる金属……
実は、そんな漠然とした認識にとどまったままの時間が過ぎていた。。。

この洋白のバターナイフとの出会いは、ちょうど1年前の京都。
流れるようなフォルムの美しさと鎚目のやさしさにほとんど一目惚れだった。
作り手は、金属造形作家の坂野友紀さん






小さなハンドルのついた直径5.5cmの容器もやはり洋白。
作者はわからないが、同居人が旅先で見つけてきたもの。
ヒュイっと細いハンドルがついているの(手前)が、その同居人の愛用品。
太めで短いハンドルの方(奥)がBoccoの。。。
どちらも今のところ、それぞれのアクサリー入れになっている。

グレーと紫青のインド布。。。
鮮やかな青色に惹かれて手に入れたというのに
使いこなすことができないまま時間が過ぎた。
そろりそろりと近づいたり離れたり、そんなつき合い方の15年を経て
ようやくなじんできた…と思えるようになった。

人とのつき合いと同じように
距離を測りながら接するうちに
物たちとの無理のない良い関係が生まれてくるように思う。
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