「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

「核兵器のない世界」

2009年09月25日 01時06分42秒 | Weblog


米国オバマ大統領の主導で開催された
国連安全保障理事会の首脳会合で
米国起案の「核兵器のない世界」を
目指す決議が全会一致で採択された

2009年9月24日
歴史的な日だ

その内容も具体性があり
「今後12か月間が
(NPT体制強化への)
 成否の分かれ目」にも言及するなど
単なる掛け声とは異なっている

もっと驚いたことは
半世紀以上にわたって
世界に核兵器全廃を訴えてきた
創立者。その9月8日の提言
「核兵器廃絶へ」からの
引用ではないかと思うような
アイデアが随所に見られたことだ
本当に真剣な人間は
発想も響きあうのか

すごい時代に突入した
訳知り顔の“専門家”の説く
「核の傘」理論は時代錯誤が
明らかになった

気は抜けないが
潮流の行方は決まった
後は過去の遺物の“専門家”による
様々な妨害と言論で戦うのみだ

世界の人々の心に染み込むように
被爆国日本は叫び続けなければ
「核兵器は未来永劫
 人類に必要の無い
 絶対悪である」

核兵器の無い世界とは
疑心暗鬼の鎖からの開放だ
人間の信頼と連帯の復活
生命尊厳の確立につながる
是非とも実現しなければ


過去に、核兵器を使った国が
核兵器全廃に動き出したことは
とてつもない深い意味を感じる
アレキサンダー大王を思い出した

ただ…
きっと妨害が出る
平和を阻止しようと
更なるテロが起こる可能性がある
ゴキブリは清潔な部屋では
暮らせないのだ
彼らは部屋を汚そうとする

それに打ち勝たなければ
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何故こんなに不動産屋が多いんだ?

2009年09月25日 00時02分17秒 | Weblog
 
国鉄・私鉄問わず、都会の駅の周りには
必ずといっていいほど多くの不動産屋がある
コンビニの数の数倍だ
昔は酒屋は町にひとつかふたつ
米屋もひとつがせいぜいだった
それがだ。不動産屋だけは突出して多い
何故こんなにあるのに潰れないんだ?
潰れない理由は何だ?

そんなことを考えていたとき
不動産とは関係の無い
ある物語を思い出した




江戸時代後期
蝦夷の松前藩は
先住民族のアイヌと
交易を行っていた
アイヌが獲る動物の毛皮と
食料などを交換するのだ

当初、物々交換は公平に行われていたが
狡賢いある役人が数を誤魔化し
それを自分のものにし私腹を肥やし始めた
毛皮10枚に対し、米一表だったのが
毛皮12枚に米一表…
次第にそれがエスカレートしていく

やり方はこうだ
毛皮の数を数える際
まず一つを取り「始め~」と
毛皮を自分の方に置く
そして「ひとつ~、ふた~つ…」と
数えるたびに自分の方に置き
「とう~」と数えた後に
「おわり~」と最後にひとつ取るのだ
計12枚の毛皮を手にする
アイヌはおかしいとは思うが
江戸幕府公認の交易で相手は役人
騙すはずがないと疑念を払うのだ

その「はじめ」と「おわり」に
「なか休み」「中途休み」が増える
そして米一表も、米一升に減らされる

さすがにアイヌたちは何度も不正を責めた
しかし、その度に役人は武力でねじ伏せる
そんなことが長く続いたある日
本来は争いを好まないアイヌが立ち上がる

そして壮絶な戦いが始まるのだ
その中でも「シャクシャインの戦い」は有名だ

金を儲ける為に働く悪どい思考は
現在も綿々と受け継がれているようだ


そう、不動産屋の話だった

町の不動産屋は賃貸住宅や店舗
駐車場の仲介が利益の殆どを占める
時折、土地売買にも関わるが
そんな美味しい話は大手に持っていかれる
利益の殆どが賃貸の仲介だ

さて、その利益の中身だが
部屋を借りる際に不動産屋に
手数料として部屋代の1か月分を払う
これが利益となる
そして2年後の更新時に
「事務手数料」なるものを
約2万円近く徴収し
さらに「更新料」として
部屋代の1か月分を請求する
これは大家の懐に入ると説明する

しかし…これは大嘘だ
実際に大家に聞いたが
「更新料」の半額は
不動産屋が持っていくという

だから不動産屋は
一軒の部屋を仲介すれば
その人間が部屋から出て行かない限り
初年度に1か月分
2年ごとにその半分プラス手数料が
ずーーーっと入るのだ
お得意さんの数が多ければ多いほど
何もしないでも大金が入る仕組みだ
古い不動産屋ほど大金が入る

この「更新料」だが
いつから始まったのか定かではない
ただ、先月の大阪高裁で
消費者法違法の判決が出た
つまり法律違反なのだ
裁判長は被告に「更新料返還」を命じた
現在は最高裁で争っているらしいが
違法は確定されるだろう

違法の上に胡坐をかいて
儲けていたのだから
何もしなくていいはずだ
昔から何もしないで儲かるのは
法律違反と相場が決まっている

そんな町の不動産屋を眺めていたら
どこからか声が聞こえてきた

「はじめ~」
「なか休み~」
「おわり~」

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