「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

懐かしのドラマから脱線し「他化自在天」に話が…

2009年09月22日 02時37分59秒 | Weblog
 
子供の頃、円谷プロが製作した
SFドラマ「ウルトラQ」に夢中だった
もっとも、当時の子供たちの全員が
おそらく大好きな番組だったはずだ

武田薬品の提供で、番組の始めに
♪ タケダ タケダ タケダ~
というCMソングが流れると
緊張し、さっき行ったばかりの
トイレにまた行きたくなったものだ



そして、軋み音と共に始まるオープニング
油に浮いた歪んだ文字らしきものが逆回転し
やがて、それが「ウルトラQ」の文字となる

その瞬間から、僕はドラマの中の
登場人物の一人になった気分で
物語の中にドップリと入っていった…



「世の中に こんなに面白いモノはない」
当時の僕は 本当にそう思っていた



最近、この特撮ドラマを見る機会があった
子供の時のワクワク感を思い出し
軋み音とタイトルが出るのを楽しんだ

だが、しばらく観ていると
次第に辛くなってきた
稚拙なのだ
そう思うのは当然だ
視聴者ターゲットが子供だからだ



スーパーマンもターゲットは子供
だけど米国でも国民的TVドラマとして
絶大な人気があったようだ


(英ドラマ「それ行けスマート」)


最近の日本のドラマも
その殆どが子供向け
もしくは十代の女性向けだ
だから、「大人が見るに耐えない」
なんて言わない方がいい
なにせ、ターゲットが違うのだから

しかし最近、というか以前から
その子供向けが
かなり過激になってきている
暴力・血・性・薬物・殺人…

未来の世界を担う子供に
そんなテーマをぶつける大人は
破滅志向の極悪人以外考えられない
その責任はどう負うつもりか…
「作品全体を観て頂けたら
 我々の意図する」云々の
局の実のない上滑り発言は聞き飽きた

子供は、全体を通して観て
そこからテーマを判断なんて出来ない
それを知っているくせに
詭弁をろうする面々
ハッキリ言えばいい
「数字(=金)のため」と…
自分の地位や金の保持のために
人を平気で利用する人間特有の詭弁だ
こういう人間を仏法では
「他化自在天」という
他者の存在が限りなく矮小化され
どんな犠牲が生じても
躊躇や心の痛みが感じられない人間だ
そんな人間が「ドラマ」に関わってはダメだ

円谷氏や金城氏が生きていたら
彼らを面罵するに違いない

政権交代じゃないが
今のTVの送り手側も
総入れ替えすべきじゃ?
君たちは時代の先端を走っているつもりが
実は時代遅れの人たちと知るべきだ

ウルトラQから変なほうに話がいってしまった…
コメント
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