
!!!
完成です!
今日は大袈裟に?真面目に!調理手順をご説明する。
まずは、
先の記事添付画像の「各食材」に、塩コショウを振りかけておく。
輪切したジャガイモとミニキャロットには、ホワイトペッパーと塩を少々。牛肉には粗引きブラックペッパーと塩の組合せがよろしい。しかも、肉厚(厚さ約3cm弱)のフィレ肉には、力一杯しっかりと塩コショウをブチ掛けておく。粗引き黒コショウは、多く降りかければ多いほど、よろしい。いわば単なるステーキではなく『ペッパーステーキ』と称するのが「正式名称」かも、、、。
且つ、親指の先程度の量のバターを用意しておいて、仕上げに使う。もちろん、これまた適量の赤ワインを用意する。この際の適量とは、おおよそ「大さじ3~5杯分」を云う。
以上、単純に下拵え?前調理?下準備であるから、いたって単純なのである。
さて、これからが大問題!
以下、読者諸兄姉には解り切ったこと。毎度ながら大いに緊張する『料理創作芸術』の作業手順なるもの、執拗に詳細にバカバカしくも真面目にご案内する。。。
・・・まずは、
フライパンを確(しっか)りと焼き切り、何も載せていないフライパンから油煙の出る一歩寸前を見届けて、最初の「あぶら」を敷く。「あぶら」は『牛脂』がベストなれど、うっかり牛脂を買い忘れた。買い忘れたというより、きょうび牛脂はビニールパックにされ無料にて持ち帰る方式になっているようだ。ただ単に、ピックアップするのを、忘れた・・・ 最近は、あえてオリーブオイルを使用。この度もサラダに振り掛ける高級オリーブオイルを極少量使用した。オリーブオイルから煙が立ちはじめる頃おもむろに、フィレ肉をフライパンの中央部分に位置するよう、両手でソオォ~と、あぶらの跳ね飛ばぬよう注意しつつ、且つ、はやる心を静めつつ高級美術品を扱うが如くに鎮座させるのである。置いた瞬間、ジイィ~・・・ な、なんと香ばしい音!フライパンから発してくる。これ、この瞬間の快感!ステーキを焼く時の最高の楽しみなのである。
ココからはフライパンから絶対に目を離してはならぬ。あぶら分と水分の織成す音を聞き分け分析しつつ、頃合を見計らってフライパン上のフィレ肉をひっくり返す。タイミングがよければ、また、そういうタイミングを計算しつくした上で、最初に焼き始めた肉の表面に若干の焦げ目が着くかつかないかの状態の瞬間に、裏返さねばならない、、、。
実は、本来ならば「この頃合」に親指の倍くらいの大粒のニンニクを立て横「4っつ」にカットしたカケラを放り込まねばならないのであるけれど、このとき残念ながら山荘では(たまたま)ニンニクを用意していなかった。
ニンニク無しで、いざ勝負!
両面焼けた頃合を見計らい、もう一度ずつ、裏返し2度に渡って「焼く」、、、。焼き加減?その時間に関しては何分何十秒か?そういう愚問に対しては、なんとも云えない。要するに、我輩の好みは「ミディアムレアー」! 肉の表面にはしっかりと焦げ目つきつつも、中は半生状態なるものがベストであり、そういう状態になるようフライパンの温度と牛肉の厚みのバランスand/or按配を非数学的なる芸術的感性の計算力によって割り出さなければならず、そのあたりが料理の面白ろさであるか、、、。
もって『芸術的感性』なるセンスをもって頃合を定め、フライパンに赤ワインを降り掛ける!たちまち熱いフライパンは驚き、
ジュー?
ジィー?
とか何とか、悲鳴をあげつつフライパン内の「あぶら」は、赤ワインの瞬間湯沸し機状態にて瞬時沸点達する。沸点により赤ワインの水分沸騰し発する蒸気と共にあぶら分を霧状にして吹き上げるからたまらない!ガスコンロの火は吹き上げられたあぶらの粒子に着火。まずは薄青い炎上がり、瞬時にして赤い炎に変化し、油煙は瞬時に燃え尽きる。炎を巧く使うは、仕上げとして牛肉全体に満遍なく火を通すコツ、あるいは妙技か。これが楽しみで!且つ料理人の巧、美しい芸術的瞬間である。しかし手馴れぬ若き家庭の主婦はたまた料理に精通せぬ独身女性、或いは狭苦しき台所天井の低い家屋やマンション住まいの諸兄姉に於かれましては、この炎を上げる儀式には、火災発生の覚悟召され、万一をお考えになり十分なるご注意されたし。ま、結論から申し上げると、フライパンから炎を上げるは禁止されたし。
話は外れたけれど、元に戻る。
さて、
炎を上げた瞬間、ブライパンの温度を下げる為、切り分け塩コショウした野菜を放り込む、、、。温度は一気に下がり、舞い上がった炎は、収まる。高熱高温度の収まったところで、あらかじめ用意したバターをゆるりとフライパンに滑り込ませる。
今度こそ本気で頃合を見計らって、適度に焼きあがったフィレ肉をフライパンから取り出す。
片手でフライパンを跳ね、放り込まれた野菜に満遍なくあぶら分をまわす。あぶらの回ったところで、少しガスコンロを絞り込み温度を落としつつ、あらためてワインを加え、野菜を「蒸焼き風」にする。
さてこのあたりで野菜調理の「エセ男爵風・コツ」を申し上げる。
実は、塩コショウをする前でもあとでもよい。一度電子レンジで野菜内部まで火を通しておくこと、肝要なり。
とてもとても、牛肉を焼いた後のフライパンの上にて、短時間で野菜に火を通すは無粋である。表面にワインとバターの味と牛肉調理後の牛肉から若干出で来る肉汁エッセンス(ソース)を絡める為の作業であるから、お忘れなく・・・
オォ、温野菜は、できるだけ早くフライパンから取り出し、盛り付けなくてはならぬ。ここでもたついていると、肝心なステーキが冷たくなってしまう・・・
<・続く(明日記事)・・>
完成です!
今日は大袈裟に?真面目に!調理手順をご説明する。
まずは、
先の記事添付画像の「各食材」に、塩コショウを振りかけておく。
輪切したジャガイモとミニキャロットには、ホワイトペッパーと塩を少々。牛肉には粗引きブラックペッパーと塩の組合せがよろしい。しかも、肉厚(厚さ約3cm弱)のフィレ肉には、力一杯しっかりと塩コショウをブチ掛けておく。粗引き黒コショウは、多く降りかければ多いほど、よろしい。いわば単なるステーキではなく『ペッパーステーキ』と称するのが「正式名称」かも、、、。
且つ、親指の先程度の量のバターを用意しておいて、仕上げに使う。もちろん、これまた適量の赤ワインを用意する。この際の適量とは、おおよそ「大さじ3~5杯分」を云う。
以上、単純に下拵え?前調理?下準備であるから、いたって単純なのである。
さて、これからが大問題!
以下、読者諸兄姉には解り切ったこと。毎度ながら大いに緊張する『料理創作芸術』の作業手順なるもの、執拗に詳細にバカバカしくも真面目にご案内する。。。
・・・まずは、
フライパンを確(しっか)りと焼き切り、何も載せていないフライパンから油煙の出る一歩寸前を見届けて、最初の「あぶら」を敷く。「あぶら」は『牛脂』がベストなれど、うっかり牛脂を買い忘れた。買い忘れたというより、きょうび牛脂はビニールパックにされ無料にて持ち帰る方式になっているようだ。ただ単に、ピックアップするのを、忘れた・・・ 最近は、あえてオリーブオイルを使用。この度もサラダに振り掛ける高級オリーブオイルを極少量使用した。オリーブオイルから煙が立ちはじめる頃おもむろに、フィレ肉をフライパンの中央部分に位置するよう、両手でソオォ~と、あぶらの跳ね飛ばぬよう注意しつつ、且つ、はやる心を静めつつ高級美術品を扱うが如くに鎮座させるのである。置いた瞬間、ジイィ~・・・ な、なんと香ばしい音!フライパンから発してくる。これ、この瞬間の快感!ステーキを焼く時の最高の楽しみなのである。
ココからはフライパンから絶対に目を離してはならぬ。あぶら分と水分の織成す音を聞き分け分析しつつ、頃合を見計らってフライパン上のフィレ肉をひっくり返す。タイミングがよければ、また、そういうタイミングを計算しつくした上で、最初に焼き始めた肉の表面に若干の焦げ目が着くかつかないかの状態の瞬間に、裏返さねばならない、、、。
実は、本来ならば「この頃合」に親指の倍くらいの大粒のニンニクを立て横「4っつ」にカットしたカケラを放り込まねばならないのであるけれど、このとき残念ながら山荘では(たまたま)ニンニクを用意していなかった。
ニンニク無しで、いざ勝負!
両面焼けた頃合を見計らい、もう一度ずつ、裏返し2度に渡って「焼く」、、、。焼き加減?その時間に関しては何分何十秒か?そういう愚問に対しては、なんとも云えない。要するに、我輩の好みは「ミディアムレアー」! 肉の表面にはしっかりと焦げ目つきつつも、中は半生状態なるものがベストであり、そういう状態になるようフライパンの温度と牛肉の厚みのバランスand/or按配を非数学的なる芸術的感性の計算力によって割り出さなければならず、そのあたりが料理の面白ろさであるか、、、。
もって『芸術的感性』なるセンスをもって頃合を定め、フライパンに赤ワインを降り掛ける!たちまち熱いフライパンは驚き、
ジュー?
ジィー?
とか何とか、悲鳴をあげつつフライパン内の「あぶら」は、赤ワインの瞬間湯沸し機状態にて瞬時沸点達する。沸点により赤ワインの水分沸騰し発する蒸気と共にあぶら分を霧状にして吹き上げるからたまらない!ガスコンロの火は吹き上げられたあぶらの粒子に着火。まずは薄青い炎上がり、瞬時にして赤い炎に変化し、油煙は瞬時に燃え尽きる。炎を巧く使うは、仕上げとして牛肉全体に満遍なく火を通すコツ、あるいは妙技か。これが楽しみで!且つ料理人の巧、美しい芸術的瞬間である。しかし手馴れぬ若き家庭の主婦はたまた料理に精通せぬ独身女性、或いは狭苦しき台所天井の低い家屋やマンション住まいの諸兄姉に於かれましては、この炎を上げる儀式には、火災発生の覚悟召され、万一をお考えになり十分なるご注意されたし。ま、結論から申し上げると、フライパンから炎を上げるは禁止されたし。
話は外れたけれど、元に戻る。
さて、
炎を上げた瞬間、ブライパンの温度を下げる為、切り分け塩コショウした野菜を放り込む、、、。温度は一気に下がり、舞い上がった炎は、収まる。高熱高温度の収まったところで、あらかじめ用意したバターをゆるりとフライパンに滑り込ませる。
今度こそ本気で頃合を見計らって、適度に焼きあがったフィレ肉をフライパンから取り出す。
片手でフライパンを跳ね、放り込まれた野菜に満遍なくあぶら分をまわす。あぶらの回ったところで、少しガスコンロを絞り込み温度を落としつつ、あらためてワインを加え、野菜を「蒸焼き風」にする。
さてこのあたりで野菜調理の「エセ男爵風・コツ」を申し上げる。
実は、塩コショウをする前でもあとでもよい。一度電子レンジで野菜内部まで火を通しておくこと、肝要なり。
とてもとても、牛肉を焼いた後のフライパンの上にて、短時間で野菜に火を通すは無粋である。表面にワインとバターの味と牛肉調理後の牛肉から若干出で来る肉汁エッセンス(ソース)を絡める為の作業であるから、お忘れなく・・・
オォ、温野菜は、できるだけ早くフライパンから取り出し、盛り付けなくてはならぬ。ここでもたついていると、肝心なステーキが冷たくなってしまう・・・
<・続く(明日記事)・・>
まず、慣らし運転で出発します。エセ男爵様についていけるかな・・・?
ブログを訪ねて、相変わらずのこだわりに感銘を受けました。
これから、また面倒をみてください。ランキングもしっかりと維持できていますね。
この肉汁たまんないですね~~~~!
盛り付けも男らしく豪快で、食欲をそそります
お久しぶりです。
「再出発」とのこと、、、。
確か、お忙しかったお仕事、ようやく一段落されたのですね!
いつも丁寧に優雅に記事更新されている頃の事、思い出します。あすとろさんのブログには日本人の共有するべき「情緒」と「郷愁」を受け止めることできます。
また度々お伺いしたく思います。
あらためて宜しくお願いします。
「肉汁」・・・
この段階では、あまり肉汁は出ていないのです。が、このテリと肉汁らしきもの、たぶん(ステーキを焼いた後の)温野菜を炒める時に追加したワインとバター、その後肉と野菜からでてきたスープを少し煮詰めたら「薄いソース」ができあがりました。さらに煮詰めれば「フォン・ド・ボー」?になるか。そういう感じのモノ、フライパンに残っていたものをステーキと温野菜の上にかけたのです。たぶん、そうです。
そして最終回記事(1月28日投稿分)の、ステーキをカットしている画像をご覧いただきますと、たぶん、いくばくかの肉汁をご確認いただけると思います。
そう、
この段階で、肉汁が出てくるようではステーキの焼き方としては正しくない。でも、撮影している間に出てくる可能性はありますよね。
盛り付け、大雑把!いい加減ですねえ~・・・
もっと丁寧に「微塵パセリ」を振り掛けるべきです。でも、冷凍温度が低く(-23度)、振り掛ける段になって、指先にくっ付いてしまいました。とにかく急いでいるから、これまた難しい。
しかししかし料理しながらの撮影は、難しいなあ~・・・
当分この手の撮影は(面倒で忙しすぎるから)お休みですね、、、。
「酒の肴」記事は、がんばって書き続けますぞ・・・
あっこ*さんには是非是非、続けて読んで下さいね。