Joan Baez
Peter, Paul and Mary
There for but for FortuneはPhil Ochsの作品です。 彼は1963年にこの曲を書いて、1964年のアルバム”New Folks Volume 2 ”、1966年、自身のアルバム”in Concert” のために2度、録音しています。Joan Baez は1965年にシングルをリリース、英国で8位ビルボード誌では50位と彼女の曲はチャートヒットとなりました。 米国のポップス・トリオのThe Spokesmen(スポークスメン)は1965年、アルバム ”The Dawn Of Correction” 、Cher(シェール)は1967年、アルバム ”With Love, Cher”に曲を収め、フランスの歌手、 シンガーソングライター、女優のFrançoise Hardy (フランソワーズ・アルディ)は1968年リリースのアルバム ”Françoise Hardy”にOù va la chanceとしてフランス語版を収録しています。なお、Peter Paul & Maryは再活動後、1983年のアルバム ”Such Is Love”で3番を飢餓と子供への言及した歌詞に変更して歌っています。
そして、歌詞の中のprison(プリズン)とjail(ジェイル)の和訳はどちらも刑務所ですが日本と米国では、刑務所や拘置所の在り方が違い、ここではprison(プリズン)を連邦刑務所と訳し、 jail(ジェイル)を郡立刑務所と訳します。また、Hobo(ホーボー)は、米国で19世紀の終わりから20世紀初頭の世界的な不景気の時代、働きながら方々を渡り歩いた渡り鳥労働者のことです。
Phil Ochs
There But For Fortune
Show me a prison, show me a jail
Show me a prisoner whose face has gone pale
And I'll show you a young man with so many reasons why
And there but for fortune, may go you or I
Show me the alley, show me the train
Show me a hobo who sleeps out in the rain
And I'll show you a young man with so many reasons why
There but for fortune, may go you or I
Show me the whiskey stains on the floor
Show me the drunken man as he stumbles out the door
And I'll show you a young man with so many reasons why
There but for fortune, may go you or I
Show me the country where the bombs had to fall
Show me the ruins of the buildings once so tall
And I'll show you a young land with so many reasons why
There but for fortune, go you or I -- you and I
私に刑務所を見せて下さい、私に刑務所を見せ下さい
顔が蒼白になった囚人を私に見せて下さい
そして、若者よ、私は君に教えてあげよう、理由はたくさんあるだろうが、
運命が違っていれば、君か私がそこにいるのかもしれない
路地を見せて下さい、電車を見せて下さい
雨の中で眠っているホーボーを見せて下さい
そして、若者よ、私は君に教えてあげよう、理由はたくさんあるだろうが、
運命が違っていれば、君か私がそこにいるのかもしれない
フロアに付いたウィスキーの汚れをに見せて下さい
私にドアまで行き躓く酔っ払いを見せて下さい
そして、若者よ、私は君に教えてあげよう、理由はたくさんあるだろうが、
運命が違っていれば、君か私がそこにいるのかもしれない
爆弾が落ちなければならない国を私に教えてください
かつてあった建物の遺跡を見せて下さい
そして、若い国を、私は君に教えてあげよう、理由はたくさんあるだろうが、
運命が違っていれば、君か私が行くかもしれないー君と私が
The Spokesmen ー1965
Cher
Françoise Hardy "Où va la chance?" 1968
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