Bark Yellows(バークイエロース)

学生時代に結成、今年50年目の4人組。American Folk SongのCoverをやってます。

シクラメンのかほり

2021年08月06日 | Song(P・Q・R・S・T)

The Brothers Four

「「シクラメンのかほり」は、シンガー・ソングライターの小椋 佳が第一勧業銀行赤坂支店に勤めていた際、取引先の会社で休憩していた時に見て、自身には馴染みのない花であったシクラメンをヒントに思い浮かんだものです。歌詞の「…ほど…ものはない」はElvis Presley (エルヴィス・プレスリー)の「 Mary In The Morning」の歌詞から引用し、それに北原白秋の全集からが気にいった言葉を抜き出して当てはめたものです。この曲は、作者の小椋が自分の妻の「佳穂里」(かほり)に宛てた愛の賛歌であり、美しいシクラメンを妻に見立て、その名を付けたと推測する説があります。

この曲の提供を受けた布施  明 は『第4回東京音楽祭』に本曲で出場したことがきっかけとなり大ヒットし、1975年の『第17回日本レコード大賞』[と『FNS歌謡祭』グランプリなど、年末の音楽番組・音楽賞の大型タイトルを総なめにしまて、そしrそして、1976年、The Brothers Four はアルバム”Where The Eagles Fly”に曲を収録しました。

Elvis Presley - Mary In The Morning (1970)

小椋 佳

シクラメンのかほり

真綿色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない
出逢いの時の 君のようです
ためらいがちに かけた言葉に
驚いたように ふりむく君に
季節が頬をそめて 過ぎてゆきました

うす紅色(べにいろ)の シクラメンほど まぶしいものはない
恋する時の 君のようです
木(こ)もれ陽(び)あびた 君を抱(いだ)けば
淋しささえも おきざりにして
愛がいつのまにか 歩き始めました
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう

うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない
後ろ姿の 君のようです
暮れ惑(まど)う街の 別れ道には
シクラメンのかほり むなしくゆれて
季節が知らん顔して 過ぎてゆきました
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう

尾崎紀世彦 

布施  明 


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