まるさんかくしかく〇△☐Ⅱ

雑感・雑記・日記

裏高尾 小仏峠

2022-10-09 20:00:48 | 小さな旅の思い出

相模湖から小原本陣の先の小原の郷でトイレ休憩。地元野菜を売るお爺さんに道を尋ねると小仏城山に直答する道は険しいので小仏峠の方が楽だよと2回も繰り返した。こちらも爺さん3人組。オススメは峠経由か。美女谷橋を経て小仏峠へ。来るときに車窓から見えた高架橋工事の下を通り進む。日曜だがハイカーで混みあう感じは無い。蒸して汗が出るが歩みを止めると冷涼。
小仏峠で地図を広げて少し休憩。トレランと山歩き半々という女性が地図を見たいと寄って来た。道を間違えたらしい。小仏城山では晴美茶屋でなめこ汁(¥300)を求めコンビニおにぎり等で腹を満たしここから高尾山へ向かう。
一丁平では今回も薊の花の蜜を吸うアサギマダラを見ることが出来た。他の2人はもみじ台も高尾山も頂上を踏もうともせず、ひたすら思い出話等々喋りっぱなし。アサギマダラも見ず仕舞い。今回も稲荷山コースの途中から6号路を下り高尾山商店街、蕎麦屋は行列待ちなので甘味処の万頭付き珈琲(¥500)。ここも直に満席になった。日曜は交通の便が良く、商店街も人流さえあれば店ごとに閉店を遅らせるらしい。16時閉店の取り決めは無いのだと教えてもらった。
15時ころ表に出ると蕎麦屋の順番待ちの列は消えていた。天気は下り坂なので高尾山口駅へ。新たにクラフト・ビールの店が出来ていた。今度飲もう。
案の定、電車を降りて自宅へ歩き始める時は傘もささずにすむ程度の小雨。それがまた気持ち良かった。

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2017-10-10  1010>
友と高尾山、今回はケーブルカーなどに乗らないで下から歩こうとなった。京王高尾山口駅8:30集合。私にとって高尾山は2回目。

駅付近もケーブルカー乗り場付近も店はシャッターが閉じていて閑散としている。
昔で言うKIOSK(今は何て言うのか知らない)みたいなものも無い。仕方なく、車道まで(20号)下ってサンクスでおにぎり購入して戻る。
ケーブル乗り場の左手、アスファルトの坂道をだらだら登っていく。

6号コースを行くつもりが、1号コースに合流する尾根筋への急登になったようだ。高尾山の案内標識は要所要所の設置が手薄!ってことにしておこう。
低山特有の?、いわゆる公園の案内板。これは高尾山頂も裏高尾へのコースにしても、弱~い地図と概略図があるや無しや。それでもまあ問題は無いわけだから、いいのだろう。今は昔(S44?)、厚生省が東海自然歩道を急ぎ働きでこさえた名残のように思える。

途中小休止した時に塩をちょびっとつけた胡瓜を出したら、友人にエラク喜ばれた。1本ずつ丸齧りも瑞々しさ、いただき!

高尾山を過ぎて、もみじ台。ここでなめこ汁を注文。下のコンビニで買ったおむすびをこれでいただく。
350円は価値があった(小仏峠では250円だった)。
陽射しが強いのでコンロ禁止のこの休憩所の日陰が優しい。ロング缶を飲むハイカーもいた。

食べ終わると、コーヒーを飲む場所を求めて一丁平を目指して歩く。小仏城山までトイレは無いという。公衆トイレを左に見て、木製階段の続く道を下る。アサギマダラアザミの蜜を吸っている。薊(あざみ)の蜜の匂いがするほど顔を近づけても一向に逃げる気配はない。この蝶、台湾から日本列島を縦断するように2000㎞以上を渡る「旅する蝶」なのだから労わってやりたいね。若々しい薄木(すすき)が光る。
レギュラーコーヒーを持ってきたが、コンロで湯を沸かすには一丁平あたりがスポットだろうか。広々としてススキなどの草むらが程よい衝立のようでもある。この前後には、ソロで歩いている人なら休憩に適した場所もあるが多くはロープが張られていて休憩にはパッとしたところがない。
結局、風が吹き上がって来てエラく気持ちの良い場所近く、変なところでレジャーシートを広げてコンロに火をつけた。「好い匂い」と通り過ぎるウォカー。
本当言えば、ガッテンでやっていた「1分間パスタ」とレトルトパウチソースでスパゲティーくらいとも思ったが割愛したが、お結び最高。
水筒の水が減り少し軽くなった荷物で足取りまで軽い。それでも久々の山歩きで、散歩筋とは違う山歩筋を使うのが懐かしく思えた。

展望台を経て小仏城山?でトイレを利用。ここは割とオープンな休憩所だ。友人がいろいろ質問してくるので合気道の手の内考察を語ったりなんぞして時間を忘れる。今回はこういうのも目的の一つだったみたい。まあ、楽しいので思い出しながら付き合ってみたり。

いざ、下る。途中の林で紅く色づいた蔦が針葉樹の幹を這い上がっているのを見かけた。少しだけ傾いた日の光が当たって鮮やか。友が「蔦紅葉は秋の季語」みたいなことを言っていた。陽がさらに傾いた秋の山道と仮定して >>蔦紅葉 陽も駈け下る 裏高尾> 。陽と駆け下るとしたかったが、それだと太陽だけ相手の単独行のようになる気がした。我々がせかせか下るように太陽も速いペースで落ちていく秋の裏高尾と読みたかった。そういえばまだ若い薄(ススキ)が上の方にあった。

明治天皇小佛峠御小休所址(こざとへん)及び御野立所なんてところを通過。快晴に恵まれた暑い日だったが、登りから下りまで終始樹林帯で救われた気分。
ここからは少しぬかるんだ下り坂、湿った根っこや石ころがアスファルトの道路になるまでずっと続く。

友とは、あれこれ会話しながらの速足。プレバトの夏井いつきが面白いとかいうことに話が及び、一句。
>駆け下る登山道(やまみち)に汗 生ビール>  。速足になるには理由がある。10月とはいえ、低山を歩けば体が火照って汗をかく。早く飲みたい一心で心のままに速くなる。ひたすら、生ビール恋し、である。

アスファルト道路に出てからも、バス停まではけっこう歩く。
中央高速の音がして、あれかな?と思うと「小仏製作所」だったり、宝珠寺を過ぎ、いくつも曲がる先の先にようやくバス停がひょこっと現れる。
14時40分発車間近のバスに乗れて、高尾駅までは21分230円だと思った。途中バスが殆ど止まりながらカーブを切るような細い道路を進み、病院前を過ぎるとそろそろ高尾駅も近い。
駅にはエビスの生ビールが飲める店[ichigendo 一言堂] があったがパンとカフェ系で、食べ物は野菜カレーくらいなので、16時閉店の蕎麦屋[玉川亭]に入った。
ここは瓶ビールしかないが、峰屋豆腐店のするさし(摺差)豆腐の冷や奴が食べられる(この豆腐は八王子駅セレオ地下のスーパーで売ってるらしい)。もつ煮込みも美味い。とろろ蕎麦をいただく。友人はお腹いっぱいらしくビールと煮込み、豆腐と板わさくらい。
(あとで調べたら、カフェ系の店の西隣に昔は行ったことのあるであろう蕎麦屋があるらしかった。Googleマップでは「名物そば処高尾山」だったような)

友人とそれぞれの路線へと別れて家の最寄り駅で下りた時、もう一杯どっかで飲ってこうかな、なんて思っていたら、靴の底がパコっと剥がれた!これは真直ぐ帰宅せよとの神のお告げ?くらいに思って、まっすぐ家に帰り、風呂に入っってのんびり。
履くことがなかっただけで20年近く経過しているかもしれないこの靴。でも最寄り駅を降りてしばらく歩いてからで良かった。

山を歩きながら、また休憩のあちらこちらで、軽い実技も入れながらの合気道談義。なんだか、とても楽しかった。

それにしてもだよ、会話の中に、一時は離婚も覚悟した、なんて友人の話が聞けた。あとで頭を下げて謝ったというが、それ聴いて思う。「いずこも同じ秋の夕暮れ」。これも小さな旅なんだろうね。

【ジジババのメッカ/トレイルランニング/京王線半年定期券で毎日来るという82歳健脚女性/0928高尾山//6号路

 

++++++++++++++++++裏高尾小仏+
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2020.10.17 高尾山は、まだ訪れていない時期に一度行ってみたいと思う。


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