今回の富山方面旅行では一度として蚊に刺されなかった。里あり山あり海ありで、しかも夏のように暑い「変な10月」だったのに。
家に帰って、コオロギが盛んに鳴いているのも妙な感じがしている。帰路に糸魚川を通ったが、海の色は夏色に見えた。
知 人宅と宿に4泊ずつ泊まった。知人宅では一部屋用意してくれて、そこを拠点に「あちこち行きたい処に自由に遊びに行きな。」と、この上もない有難い粋な計ら い。気持ちの良い布団や風呂、朝夕の食事、晩酌までつけてくれて歓待してくれた。我が家では条件的に、とてもできない話だが、少し考えねば・・・。
またおいでよ、と言ってくれて「味噌や長ネギや芋のほかに、漬けた梅干やラッキョウまで持たせてくれながら、奥さんが言葉を添える。「容器は、お宅で使ってね。」それに対して知人であり先輩でもある旦那の方は、これまた言うことが良い。「味噌壷や梅漬けの容器は、またいつでも持ってくればいいじゃん、そうすりゃ来る名目が立つ」。
私にすればどちらも共に有難い言葉だ。ただ、面白いのは、こうしたやりとりでもご夫婦は「まったく分かってない」と、やり合っていたように思う。我が家とおんなじだ。
知人であり先輩でもある旦那は、物事を的確に見たり言ったりできる人と職場でも尊敬していたが、家庭における夫婦間ともなると、また別の話らしい。あと何年かでこのご夫婦が「金婚式」を迎えるような話になった時、奥さんが一言「よくもったわよね~。」
あらら~!意外なこともあるもんだ~と思う反面、ちょっと安心した。うちだけでもないんだ~。ただ、いまや「3組に1組は離婚する時代(クローズアップ現代)」だそうだから、気をつけなければいけない。
とはいえ、男と女の感性の違いは、越えようとして越えられるものでもないのだし・・・。空気のような間柄には程遠い。心地よい「微風」を送り合えるようなら達人か。
敬愛する知人宅で垣間見た「いずこも同じ秋の夕暮れ」的な・・・。
【富山旅行/夫婦間】
++++++++++++++++夕暮れ」的+