四国再発見vol6.2 琴平駅 その３ 安野光雅展 風景と出会い

今回の琴平行きには金刀比羅宮境内にある高橋由一館３階ギャラリーで開催中の安野光雅展を鑑賞するのも目的でした。以前倉敷大原美術館所蔵のアンリ・マチス展を観て以来の金刀比羅宮での美術鑑賞です。

安野画伯は島根県津和野出身だそうで、森鴎外や西周と同じです。安野画伯は昨年菊池寛賞受賞、日清製粉グループの情報誌「パトス」１０周年記念として今回の企画だそうです。

会場には「パトス」のために描かれた水彩による風景画４０点の他、水彩画を原画にしたデジタル版画なるものが展示されています。水彩画はヨーロッパの風景が中心で、中では「スペイン　バスクの港」「ポルトガル　ポルトの町並」が印象に残り、この２点のポストカードを記念に購入です。

デジタル版画なるものが存在しているのには正直驚きです。版画といえば、リトグラフ（石版画）、木版画、シルクスクリーンが有名ですが、デジタル版画なるものがあるのですネ。デジタル版画各１００部限定で９５０００円、刻印と作者安野画伯の直筆サイン入りでした。これって高いのか安いのか、私には分かりません。折を見て「松村画廊」さんにお聞きしたいと思います。

この安野光雅展は3/12～5/10まで開催です。ご興味のある方は是非ご覧になって下さい。

尚、４月は展覧会が目白押しです。
　加山又造展　　　　　　　4/17～5/31　高松市美術館
　近くてなつかしい昭和展　4/11～5/10　県立ミュージアム
この上記展覧会にも是非行きたいものです。

かかり上手

今日も好天。日本全国乾燥注意報発令中だとか。雨が降らないので満開の桜の花も散りません。この週末までは降雨はないみたいで、日曜日までは花見が出来そうですネ。あまり雨がこの時期降らないと嫌な予感がします。１９９４（平成６年）大渇水でしたが、あの時も冬場よく雨が降りました。あのときの再来だけは皆さんもごめんですよネ。

ごめん願いたいことがありました。今日の診療でここ数年前初来院の方で、先月上下総義歯を新しく装着した後期高齢者の女性の方に、グズグズ言われました。使っているのにです。すこしでもよくしたいと思う気持ちはよく分かります。だけどグズグズ言うのもあまりくどいとどうかなと思います。一度言っていただいたら分かります。新しい義歯を装着して暫く使うと痛いところも出てきます。これって決して不思議なことではありません。当たり前のことですが、義歯を使って咀嚼するから痛いところが出てくるのです。使わなければ痛くなりません。２～３回は装着後調整は必要です。このようにお伝えしていても、まったくの「一方通行」です。

番町歯科クリニックで装着したこの女性の義歯は、私がいうのもなんですがしっかりした義歯で当然ですが口を動かすたびに動き回るようなものではありません。番町歯科クリニックでは、満足度の高い義歯装着患者さんが多い中で、異質です。

歯科医も人間ですので、文句のみ続けられたら気分良くありません。くさすよりはしてほしいことをうまく伝えた方がいいです。このヒトならまかせて安心と思える先生に出会えたら、是非「かかり上手」になって下さい。一般の医師にかかるときも同じです。

番町４丁目公園の桜

今日も好天でした。毎月恒例のレセプトを本日提出してヤレヤレです。すぐ近くの南にマンションが建ちましたので、今年も色あでやかに咲くか心配だった番町歯科クリニック近くの公園（番町４丁目公園）の桜も満開。雨が降らないので満開のまま咲き誇っています。週末まで雨の心配なさそうで、このまま週末まで桜の花を見れそうです。アップの写真は番町４丁目公園の満開の桜です。

満開といえば、昨日、本日とプロ野球阪神ファンにはたまんない試合です。患者さんの中に熱烈阪神ファンの方がいまして、本日のご来院の際はもう怪気炎です。ボルテージ上がりっぱなし！家でも甲子園球場名物の風船を上げたり、携帯電話の画面でも風船が上がるそうです。着うたはモチ六甲おろし。こういう熱烈なファンのいる阪神タイガースって羨ましいですネ。

私は学生時代大阪で過ごしましたが、近鉄バッファローズのファンでした。今は存在しないので、野村監督の楽天イーグルスを応援してます。楽天今日までの成績４勝１敗、今年はクライマックスシリーズ進出の３位までにはいりそうな勢いです。

患者さんの中には香川県防災担当の方もおられて、今日イロイロご教授していただきました。地震に備える心得を教えていただきましたので、おりをみてこのブログでご紹介させていただきます。ヨロシクデス。

油断禁物！結核そしてはしか（麻疹）

お笑いコンビ「ハリセンボン」の箕輪はるかさんが肺結核で入院というニュース。皆さんどう思いました？私は別に驚きませんでした。結核はエイズ、マラリアと並ぶ世界３大感染症の一つなのです。

この日本で結核が静かに流行しているというニュースを新聞記事やテレビで知っていました。結核は過去の病気のように感じますがそうではないのです。箕輪さんには気の毒ですが、ひとつの警鐘になりました。

今日のＨＮＫ「ニュースウオッチ９」によりますと、若者の間で結核の集団感染が起きているとのコト。換気の悪い個室、カラオケボックス、マンガ喫茶、インターネットカフェなどで集団感染しやすいとのことでした。

結核は早期発見、早期治療でほぼ完治するようです。結核だけでなくはしか（麻疹）も若者では要注意です。今年１月の学校保健委員会の席で内科の先生がはしかの予防接種率の低さを危惧していました。はしかの予防接種を受けた学生が少な過ぎると力説されていたのが印象に残っています。はしかも重篤な後遺症が起こる可能性のある感染症なのです。結核、はしか、まだまだ過去形の病気ではないのです。くれぐれも油断なきようご用心です。

四国再発見vol6.1 琴平駅 その２ 第２５回四国こんぴら歌舞伎大芝居

今日も好天でした。いよいよ明日から２５日まで琴平町金丸座(現存する日本最古の芝居小屋)で開催されます。その前日の今日は恒例のお練り。テレビニュースで観ましたが、相変わらずの人出で、人気あります。

今回は中村勘三郎さんが１６年ぶりの出演とのことで話題です。座頭の勘三郎さんや出演歌舞伎役者さんが身近に見れるお練り、人気なのも分かります。琴平の町が一番華やいだ雰囲気になるのがお練りの日でしょうか。

残念ですが私はこのお練りも金丸座での歌舞伎もまだ２５年間テレビでしか観ていません。これって香川県人では普通のことでしょうか？以前は抽選の入場券申込みもしたことありましたが、当選したことがなくそのうち諦めムードになってしまいました。

アップの写真は昨日の金丸座です。準備の方ＯＫでした。明日より歌舞伎公演です。着飾った女性が大勢こられて、金丸座周辺は桜とともに色鮮やかな光景が見られます。

四国再発見vol6 琴平駅 桜満開人多し

今日「四国再発見きっぷ」を使用して琴平に行ってきました。琴平までの車窓の風景でも桜が満開に咲き誇っている光景の連続であでやかです。春ですネ。

4/5学生春休み最後の日曜、「青春１８きっぷ」の使用期限4/10が近いこと、ＥＴＣ搭載車の休日高速道路などの割引と条件が重なったのでしょう。琴平の町では本州方面の県外ナンバーの車も多く見られ、金刀比羅宮の参道は人ヒト人です。正月の初詣のときのような混雑でした。

琴平では4/7からいよいよ「四国こんぴら歌舞伎大芝居」で、舞台の現存する日本最古の芝居小屋である金丸座では準備の最終段階のようでした。明日は恒例の役者さんのお練でしょうか。天気もいいみたいだし賑わうでしょう。

琴平は金刀比羅宮を中心に芝居小屋あり、遊技場あり、温泉ありの江戸後期より大正期くらいまでの今でいう東京ディズニーランドのような存在だったのでしょう。まさに近世のパラダイス。この賑わいを今日は取り戻していました。この賑わいが続いてほしいものですネ。

ありがとうございます。８ ヘルメスの食パン

以前1/14のブログでご紹介のクリスマスホリーを剪定してくださった患者さんＯさんから、先月3/18そして昨日4/3「ヘルメス」の食パンをいただきました。3/18には食パンを4/3には山食パンと品を変えてわざわざ診療予約日にお店で買ってもってきて下さいました。

アップの写真は3/18にいただいた食パンです。この食パンをトーストすると、中はモチモチ、外はサックリとした食感がとてもしっくりなじんで、美味しかったです。昨日いただいた山食パンも同様で美味しかった。

「ヘルメス」さんの食パンは生地はきめ細かいのに重くないのです。ウ～ン人気あるのも分かります。この「ヘルメス」さん番町歯科クリニックにもほど近い扇町のCO-OPさんの一角にお店があるそうで、Ｏさんに教えてもらうまで知りませんでした。意外と近いのに知らないこと多いです。

「ヘルメス」ひょっとして日ノ本の女性たちの憧れブランド「エルメス」より名づけたのでしょうか？フランス語では「Ｈ」は発音しないですよネ。
　　HENNRI→（英）ヘンリ（仏）アンリ

とにかく美味しいパン屋さん大歓迎です。このＯさんより番町歯科クリニック玄関付近に置いてある多肉植物の鉢植えも最近いただきました。あわせてありがとうがざいます。

「地域医療を守るための宣言」

3/26付朝日新聞記事通り、香川県が最近「地域医療を守るための宣言」ポスターを送付してきました。アップの写真がそのポスターです。番町歯科クリニック玄関先に掲示です。

朝日新聞記事によりますと、香川県は「地域の医療は地域住民で守る、という県民一人ひとりの意識を高めなければならない」と考え、４テーマからなる宣言を作ったようです。
　１.体や病気の情報は正確に伝えよう
　２.診療時間内に受診しよう
　３.迷惑行為を慎もう
　４.治療費を払おう
以上ですが、少々情けないテーマです。

モンスターペイシェントなる言葉で表される一部の常軌を逸脱した人がいるのは確かです。このような一部の方のためにより大多数の人々が大迷惑をかけられているのが今の現状です。困ったものです。

番町歯科クリニックでも最近、午後６時１０分過ぎの診療時間外（掲示では受付時間17:30まで診療時間18:00まで）に歯が痛いとある３０歳代と思われるご婦人が来られました。受付にいきなり来て、会計中の患者さんを邪魔だといわんばかりです。まったく番町歯科クリニック受診歴の無い方ですので、こちらもどんな方か分かりませんので、時間外ですし少し引き気味に応対します。

その日の最後の患者さんの診療中で、私は「診療可能か電話で確認してから来てください」とお伝えしたところ、お気に召さないのか「じゃいいです。他の医院に行きます」ときました。これ以上話しても仕方ない感じです。このご婦人終始喧嘩口調で、何で見ず知らずの人にいくら歯が痛い方といっても、怒られないといけないの？歯が痛いとイライラするのも分かります。だけどサ、これは無いでしょ！という気持ちです。私は診療しないと一言も言ってないです。「取り付く島がない」です。参った！後味の悪さだけが残りました。

人生イロイロなんて国会で答弁した総理大臣がいましたが、まさに人もイロイロです。

おばかさん

今日も寒いですが、私自身もお寒いことをしてしまいました。以前このブログでご紹介した「現代農業増刊」に連載記事を執筆している方がＮＨＫラジオ第一「ラジオビタミン」という番組の中の「ときめきインタビュー」で登場したのです。

この方のブログで告知されていましたので、このインタビューを録音しようと今はほとんど使っていないアップした写真のラジカセを急遽引っ張り出して準備したのです。ラジオ番組を聴くのはもう久しくしたことがありませんし、カセットテープで録音なんて２０年以上していないことです。

準備ＯＫ！でしたが、ところがです。このインタビューコーナーを午前１１時過ぎからと思い込んでいたのです。何で思い込んだのか私自身分からないのです。ＮＨＫのホームページにお邪魔すればすぐ放送時間も分かるのに、この決定的なミスでインタビューを録音することが出来ませんでした。ア～ア～です。

インタビュー放送は午前１０時５分すぎからでした。診療中ですのでラジオ放送そのものを聞けませんので、１１時になったところで録音ボタンを押しにラジカセを設置した番町歯科クリニックの２階にいきました。ボタンオン。昼休みに再生したところ、インタビューのところが録音されていないのに驚き、このあとは事実を知り呆然でした。なんておバカなんでしょうか。

昨日若い人材が東京に流れていると書きましたが、この方は横浜生まれですが、今は群馬県片品村にお住まいで、都会より田舎へと住居を移した人です。どんなことを語られたのか興味がありスタンバイしてのこの有様。情けナカ～です。

どなたかこの方のラジオインタビューの録音をした人がいればその録音媒体を譲ってほしいと願う今日コノゴロです。

この方は「片品生活塾」主宰桐山三智子さんです。

東京かぁ～

４月です。寒いです。今日より新年度、歯科診療報酬も改定です。金銀パラジウムという保険診療で使用の金属の保険診療での１ｇ単価が下がりました。保険診療での金属の詰め物（インレー）や被せ物（クラウン）の値段が下がりです。一般の歯科受診の方には朗報か。

卯月４月は新社会人のスタートですネ。旧医院より来院していただいていたなじみのあるご兄妹
とも今日より新社会人になりました。お二人とも先月歯科健診を兼ねて番町歯科クリニックに治療に来られました。お兄さんは25歳立派なエンジニアです。妹さんは22歳この春より小学校の教員です。お兄さんは東京の国立大学の修士課程を今春卒業、妹さんの方は同じく今春大学を卒業です。

その前途有望なお二人ですが、お二人とも地元香川には就職しませんでした。お二人とも東京です。このお二人のように東京に若い有望な人材が集中しています。明治時代以降の中央集権体制では仕方ないのかもしれませんが、人材が東京に流れ地方が疲弊してしまい
ます。

かつて地元香川出身内閣総理大臣大平さんは「田園都市構想」をブチあげこれからは地方の時代と力説していました。すごく先見の明があると当時思いましたが、今の現実は大平さんの思いと裏腹になってます。東京一極集中はいつかこの日本にとって大きな弊害になるのではと思う今日コノゴロです。

Ｒ君、Ｙちゃん東京でご活躍を願っています。帰郷の際、お口のチェックにご来院下さい。待ってますヨ。