「地域医療を守るための宣言」

3/26付朝日新聞記事通り、香川県が最近「地域医療を守るための宣言」ポスターを送付してきました。アップの写真がそのポスターです。番町歯科クリニック玄関先に掲示です。

朝日新聞記事によりますと、香川県は「地域の医療は地域住民で守る、という県民一人ひとりの意識を高めなければならない」と考え、４テーマからなる宣言を作ったようです。
　１.体や病気の情報は正確に伝えよう
　２.診療時間内に受診しよう
　３.迷惑行為を慎もう
　４.治療費を払おう
以上ですが、少々情けないテーマです。

モンスターペイシェントなる言葉で表される一部の常軌を逸脱した人がいるのは確かです。このような一部の方のためにより大多数の人々が大迷惑をかけられているのが今の現状です。困ったものです。

番町歯科クリニックでも最近、午後６時１０分過ぎの診療時間外（掲示では受付時間17:30まで診療時間18:00まで）に歯が痛いとある３０歳代と思われるご婦人が来られました。受付にいきなり来て、会計中の患者さんを邪魔だといわんばかりです。まったく番町歯科クリニック受診歴の無い方ですので、こちらもどんな方か分かりませんので、時間外ですし少し引き気味に応対します。

その日の最後の患者さんの診療中で、私は「診療可能か電話で確認してから来てください」とお伝えしたところ、お気に召さないのか「じゃいいです。他の医院に行きます」ときました。これ以上話しても仕方ない感じです。このご婦人終始喧嘩口調で、何で見ず知らずの人にいくら歯が痛い方といっても、怒られないといけないの？歯が痛いとイライラするのも分かります。だけどサ、これは無いでしょ！という気持ちです。私は診療しないと一言も言ってないです。「取り付く島がない」です。参った！後味の悪さだけが残りました。

人生イロイロなんて国会で答弁した総理大臣がいましたが、まさに人もイロイロです。