日歯広報より1 生命と食

2009-01-06 22:49:49 | 歯科医療
日本歯科医師会発行の新聞「日歯広報」1/5号に新春対談記事「生命と食」があります。日本歯科医師会会長大久保先生と分子生物学者としてご活躍の青山学院大学教授福岡先生との対談です。ご紹介します。

福岡先生によりますと、「全ての生命現象、機能は常に全体とつながりながら流れている」このことは、日常臨床でも経験します。本日、かみ合わせを診て欲しいと数人の患者様が来られましたが、つい2~3ヶ月前までは全然かみ合わせが気にならなかった人達です。まさに先生の言葉の通りです。いつも生命現象は流れているということを実感します。

福岡先生はまた「食べる」ことについて
 「食べる」ということは、単にエネルギーを補給するだけでなく、動的な平衡状態の回転をとめないということです。分子は常に流れ出ていっているので、その回転を補うために食べ続けている。回転を止めないことがまさに生きているということですので、「食」というのはいきていることと同義語です。
 「口からきちんと噛み締めながら食べる」ということの生物学的な重要性は、強調されてもされすぎることはないと思います。

そして最後に福岡先生は
  良い歯医者さんに巡り合うのは、良い人生の伴侶に巡り合うのと同じくらい豊かな人生を送ることにつながると思っています。

番町歯科クリニックにいらした皆様に良い歯医者に巡り合えたとおっしゃっていただけるよう臨床に取り組んでいきますので宜しくお願いいたします。

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