白夜の炎

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中国のデモの原因は王子製紙

2012-07-29 14:38:33 | アジア
 中国で官庁が襲われたデモの原因は、王子製紙の排水をどこに流すかの問題が出発点。

 王子製紙は中国政府の規制を遵守しているというが―それは当然のことだが―その規制とやらが甘いことにかこつけて有害物質を流したりしているのではと、根拠はないが懸念される。

 あらゆる先進国が途上国に環境負荷を転嫁させるということはここ数十年間断なく行われてきたが、中国に対しても同様のことがあったのではないか。

 日本のメディアも日本企業のそういった行動をもっと厳しく監視すべきだと思うがいかがなものか。

「中国:王子製紙巡りデモ 排水計画撤回、収束 江蘇省南通
毎日新聞 2012年07月28日 20時35分(最終更新 07月28日 20時58分)

 【北京・成沢健一】中国東部の江蘇省南通市啓東で28日、王子製紙の工場が利用する予定の排水管新設計画を巡り、環境汚染につながると主張する住民数千人が抗議デモをした。一部の参加者が暴徒化して地元政府庁舎に乱入する騒ぎに発展し、南通市政府は計画の白紙撤回を表明した。

 国営新華社通信によると、デモは排出口が設置される予定の南通市啓東で28日早朝に始まった。地元政府は26日に計画の中断を発表していたが、デモ参加者は計画の白紙撤回を要求。共同通信によると、1000人以上が地元政府庁舎の敷地内に乱入して少なくとも車両10台を破壊したほか、庁舎内にあった書類などを窓から外に放り投げた。

 南通市の張国華市長は28日午前11時(日本時間正午)にテレビ放送を通じて「計画を永久に取り消す」と表明した。これを受け、デモはほぼ収束した。」