Preah Vihear templeの近くでタイとカンボジアの軍同士が交戦している。
(詳しくはBBC http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12378987 参照のこと)
今から10年以上前タイ側からこの寺院の近くを訪ねたことがある。タイにある日系企業に用があったためだ。
半日日程が開いたので泊っていたホテルの紹介で、地元の観光業者に近くを案内してもらった。
観光業者といっても、20代半ばくらいのお姉さんとその友人のドライバーということだったが、とても楽しい思い出になっている。
また高校卒業のガイドのお姉さんは日本の大学生よりずっと英語が達者で、国際情勢を振っても自分の意見をきちんと持っていて、大変感心させられた。
その時この寺院を訪ねた。11世紀ごろ作られたという寺院そのものには近づくことができず、そのときタイとカンボジア間の国境紛争の焦点の一つだという説明だった。
詳しい経緯は聞かなかったが、「なんでアセアンの同じ加盟国同士で、しかも決して豊かは言えないのに」、と思った記憶がある。
BBCによれば両国間の緊張が高まったのは、2008年にこの寺院がカンボジアの世界遺産として登録されてからだという。
世界遺産も罪つくりである。
もっとも1962年に国際司法裁判所はこの寺院がカンボジアに帰属すると判断しており、カンボジア側は当然自国のものと考えての登録申請であろう。
ただややこしいのは、寺院の入り口はタイ側にあり、なおかつ寺院周辺の土地については両国が領有を主張しているということだ。
私のような第三者からすれば、このようなことで人命を損ない、両国関係に齟齬をきたす等愚かな限りと思うのだが、同時に日中間の尖閣諸島の問題、日韓間の竹島問題、日露間の北方領土問題も同様かもしれないという気もする。
特に尖閣諸島等1968年の石油埋蔵の可能性が明確になって以降、対立が顕在化したのである。
そういう点からすると、タイとカンボジアの問題について考えることは、自国が抱える問題の良き「練習」になるかもしれない-タイやカンボジアの方々には失礼かもしれませんが、あくまでも思考実験という意味です。
タイ・カンボジア紛争にいい提案が浮かんだら、何より自分の国への適用を考えてみることにしよう。
(詳しくはBBC http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12378987 参照のこと)
今から10年以上前タイ側からこの寺院の近くを訪ねたことがある。タイにある日系企業に用があったためだ。
半日日程が開いたので泊っていたホテルの紹介で、地元の観光業者に近くを案内してもらった。
観光業者といっても、20代半ばくらいのお姉さんとその友人のドライバーということだったが、とても楽しい思い出になっている。
また高校卒業のガイドのお姉さんは日本の大学生よりずっと英語が達者で、国際情勢を振っても自分の意見をきちんと持っていて、大変感心させられた。
その時この寺院を訪ねた。11世紀ごろ作られたという寺院そのものには近づくことができず、そのときタイとカンボジア間の国境紛争の焦点の一つだという説明だった。
詳しい経緯は聞かなかったが、「なんでアセアンの同じ加盟国同士で、しかも決して豊かは言えないのに」、と思った記憶がある。
BBCによれば両国間の緊張が高まったのは、2008年にこの寺院がカンボジアの世界遺産として登録されてからだという。
世界遺産も罪つくりである。
もっとも1962年に国際司法裁判所はこの寺院がカンボジアに帰属すると判断しており、カンボジア側は当然自国のものと考えての登録申請であろう。
ただややこしいのは、寺院の入り口はタイ側にあり、なおかつ寺院周辺の土地については両国が領有を主張しているということだ。
私のような第三者からすれば、このようなことで人命を損ない、両国関係に齟齬をきたす等愚かな限りと思うのだが、同時に日中間の尖閣諸島の問題、日韓間の竹島問題、日露間の北方領土問題も同様かもしれないという気もする。
特に尖閣諸島等1968年の石油埋蔵の可能性が明確になって以降、対立が顕在化したのである。
そういう点からすると、タイとカンボジアの問題について考えることは、自国が抱える問題の良き「練習」になるかもしれない-タイやカンボジアの方々には失礼かもしれませんが、あくまでも思考実験という意味です。
タイ・カンボジア紛争にいい提案が浮かんだら、何より自分の国への適用を考えてみることにしよう。