べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

シロツメクサの咲く丘で

2019年07月17日 19時37分06秒 | 叙情


シロツメクサに蔽われた
小高い丘をのぼる
夕立の過ぎ去ったあと

きらめく陽ざし
匂いたつ草いきれ
ときおり吹く風にそよぐ心

夏色の空の下
遠い記憶の底の
あのひとを想う



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