べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

見知らぬ町

2018年03月11日 09時41分47秒 | 哀愁


雨あがり
見知らぬ町を歩く

どこにでもありそうな
ごくありふれた町を
ゆくあてもなく
ただ歩きつづける

見知らぬ町で
見知らぬ人とすれ違う

足もとの
水たまりの中を
白い雲が流れてゆく
根なし草のように

見知らぬ町を歩く
帰る場所がない



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