べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

あした晴れたら

2018年03月25日 13時28分47秒 | 叙情


あした晴れたら
早起きをして散歩にでかけよう

あした晴れたら
木漏れ陽の下でとっておきの本を読もう

あした晴れたら
絵になる景色を見つけてスケッチしよう

あした晴れたら
野原に寝そべり葉擦れの音に耳を澄まそう

あした晴れたら
陽だまりのベンチに腰掛けて
懐かしいひとに手紙を書こう

あした晴れたら
あなたが好きだった
花の種をたくさん植えよう

けれど あした晴れても
けっきょくのところ
何もしないまま日暮れを迎えてしまうだろう

だからせめて 
あした晴れたら
夕日を眺めて過ごしてみよう




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