べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

だから なおさら

2008年05月07日 22時22分28秒 | 哀愁

とにもかくにも
なにもかにもが
曖昧模糊としているの
どんなにじっと見つめあっても
どれほど深く想っていても
あなたにわたしのすべてがわかるはずもなく
わたしもあなたを
理解しつくしてあげられはしない
やるせなく 
せつないことではあるけれど
とどのつまり
そういうことではないかしら
ひとはみな寄る辺なきもの
だから なおさら
なので なおさら









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