銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

007/スカイフォール

2020-09-26 00:06:25 | さ行

今宵は2012年制作の「スカイフォール」!
MI6(英国諜報部)のエージェントであるジェームス・ボンドを主人公にした“007シリーズ” の第23作目で、第1作のドクター・ノオから数えて50年目の作品。50周年を機会に新旧のスパイの在り方を提示しつつ、世代交代を示唆している点でも従来の作品とは一味違った雰囲気のあるスパイ・アクション。

各国のテロ組織に潜入している全てのNATOの工作員リストが収められたハードディスク
が悪者の手に渡る事件が発生する。そのディスクの奪還の任を受けたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、実行犯を追走し、列車の屋根の上で格闘していたが、Mの指令で狙撃命令が下される。発射された銃弾は、犯人ではなくボンドに当たってしまい、ボンドは峡谷に落ちて……という導入。

一話完結スタイルに戻った作品で、バイク・アクションは見応えがあるし、なかなか興奮して観られる。“スカイフォール” とは、スコットランドにあるボンドの生家のことで、本作ではボンドの生い立ちを垣間見ることが出来る。出自を隠すスパイの過去を見せることやハイテク機器を使いこなす敵のシルヴァとの対比等で、銃と格闘だけの時代の終焉を表しているような気がした。

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