銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

プルーフ・オブ・ライフ

2020-09-06 00:09:16 | は行
今宵の友は、2000年製作の「プルーフ・オブ・ライフ」!
頻発する国際的K(Kidnapped:誘拐)&R(Ransom:身代金)事件を専門に扱うプロの交渉人による人質奪還作戦を南米の架空の都市を舞台にして描いたサスペンス・アクションにほんのりロマンスの味付けした作品。原題の“PROOF OF LIFE=生存証明” とは、「人質がまだ生きているかの証」という意味。

石油会社のダム建設技師ピーター・ボーマン(デビット・モース)は、赴任先の南米テカラで、反政府組織ELTに誘拐されてしまう。保険会社をから反政府ゲリラと人質解放交渉のため、元英国陸軍特殊部隊SASのテリー・ソーン(ラッセル・クロウ)が現地入りするが、経費節約のため会社間の契約が切れていたことが判明し、テリーは人質の妻アリス(メグ・ライアン)の慰留を断り帰国をするのだが……という設定。

前半の無線による交渉のやり取り、後半の強行手段となかなか緊迫感もあり、面白く楽しめた作品。交渉決裂の後、強行手段にでるのは、やはりテリーが軍人上がりだからなんだろうな。あと、テリーとアリスに恋心が芽生えるのも、吊り橋理論と言うか、なんというか、まぁ、メグを起用した時点でロマンスの香りが漂うのは自明の理ということかな。
コメント