銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ザ・ダイバー

2007-05-17 01:35:10 | さ行
今宵は2000年制作の「ザ・ダイバー (SPECIAL EDITION)」!
まだ人種差別が色濃く残る時代に、アメリカ海軍で黒人として初めて“マスター・ダイバー”となった伝説の男:カール・ブラシアの半生を描いた実話。

カール・ブラシア(キューバ・グッディングJr.)は、夢を持って海軍に入隊したが、黒人と言うだけでコックや雑用係という仕事しか回ってこなかった。だが、ある出来事をきっかけにダイバーを目指すようになり、上官に直訴したり、願書を100通以上出したりして、やっとの思いでダイバー養成所への入所許可がおりる。しかし、そこでは鬼教官ビリー・サンデー(ロバート・デ・ニーロ)が敵意をあらわにして待っていた、という設定。

人種差別という困難時代に夢と信念を貫き、その思いを遂げたのも束の間、新たな困難がカールを襲う。しかし、それさえも跳ね除ける不屈の精神に頭が下がる思いがする。本当に実話なのか?と思いたくなるような展開で、目が離せない。R・デ・ニーロが嫌われ役ながらさすが大物といった演技で、その存在感を示している。
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