銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

交渉人

2007-05-08 01:09:48 | か行
今宵の友は1998年制作の「交渉人」
シカゴを舞台に東と西の敏腕人質交渉人(ネゴシエーター)であるふたりの男が、人質犯と彼に指名された交渉人という立場で対峙するクライム・サスペンス。

ダニー・ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は、シカゴ警察東地区敏腕の人質事件の交渉人だったが、年金基金に絡む汚職と相棒殺しの濡れ衣を着せられてしまう。ダニーを犯人に仕立て上げ一件落着を急ぐ警察機構に対し、彼は内務捜査局のオフィスに乗り込み、捜査局員を人質に籠城を決め込む。そして、交渉人としてセイビアン(ケヴィン・スペイシー)を指名する、という展開。

題名からのイメージでS・L・ジャクソンが、あの手この手の交渉術で難事件を解決していく内容かと思いきや、意外な展開にドキドキ。最後まで内偵者や黒幕が分からず、興味を引っ張っていくので、充分楽しめる。S・L・ジャクソンとK・スペイシーという2大個性派俳優の演技が光る秀作。
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