銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

K-19/THE WIDOWMAKER

2007-05-09 01:23:31 | か行
今宵は2002年制作の「K-19/THE WIDOWMAKER」
初回限定アウターケース付きデジパック仕様。
国家に命を捧げるボストリコフ(ハリソン・フォード)と部下の安全を願うボレーニン(リーアム・ニーソン)を軸に、世界を核戦争の危機から救った男たちの奮闘を描いた作品。1961年の実話というから、冷や汗もの。

東西冷戦の中、ソ連は米国に負けじと核弾頭搭載原子力潜水艦K-19を建造し、テストを兼ねた処女航海に出航する。航海中、艦長と副長とでしばしば意見の対立をするが、無事にミサイル発射テストを終える。乗員達は、達成感からリラックスするが、続けざまにK-19には、米国近海に移動配備の命が下る。だがNATO基地近辺で、冷却装置が故障し炉心の融解と核弾頭ミサイル暴発の危機に直面する、という展開。

第三次世界大戦の引き金にもなりかねない事故に遭遇した、K-19の乗員達の命がけの作業は評価されるべきものなのに、旧ソ連体制の下では闇に葬られていたという事実には驚愕。内容的には重い映画だけども、なかなか良い作品。ただ、出来ればロシア語でやって欲しかった。英語のロシア人は何か変w
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