銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

16ブロック

2007-04-02 01:29:29 | さ行
今宵の友は2006年制作の「16ブロック」
留置所から16ブロック(約1.6kmらしい)先の裁判所まで証人護送を任された刑事が途中で様々なトラブルに巻き込まれていくリアルタイム・ムービー。

刑事ジャック(ブルース・ウィリス)は、囚人エディ(モス・デフ)を裁判所で証言させるために護送を任される。夜勤明けで気分の乗らないジャックだが、仕方なしに車に乗り込み移動を開始する。だが、その途中、何者かに襲撃され、撃ち合いとなる。2人は近くのビルにあるバーに逃げ込み身を潜め、救援を要請。やがて、元相棒フランク(デヴィッド・モース)が現れるが…という展開。

B・ウィリスが、アルコール漬け、中年太り、引きずる痛めた足といった感じで、今までのワイルドで精悍なイメージを見事に覆して演じている。そんなくたびれた中年刑事が徐々に正義感を取り戻していく姿に何故だか惹かれる。劇場公開版と別エンディング版が収録されているが、どちらのラストが良いかは観る人それぞれの感性だろな。
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