飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

新ハーネスへの挑戦 1

2011-09-17 21:56:19 | ハーネス(HG harness)

海外では、新しいハーネスが次々と開発されています。

そのどれもが美しい形を持ち、いかにも空気抵抗の少なさを感じます。

弊社ハーネスも、外形のデザインは4年ほど変わっておらず、そろそろモデルチェンジを考えるときに来ているのかもしれません。

更に、機能的には既に完成していましたが、細かな部分の改良で、更に良いものが出来ることが最近分かり始めていました。

そういった理由で、今回弊社もレーサーハーネスのフルモデルチェンジに挑戦することにいたしました。

このブログはその記録をお伝えするものです。

まず、改良するに当たり最初に手掛けたのは「流線型化」。

海外のハーネスは現在かなり流線型にこだわり、「シッポ」が伸びてきました。

弊社ハーネスも、10年ほど前にシッポを伸ばしたモデルはありましたが、「テイクオフのとき邪魔になる」とのクレームが多く、結局、適当な長さに収まっていました。

しかし、時代が変わってきたので、この際、思い切ってシッポの長いハーネスに取り組むべきでしょう。

基本的に、テイクオフ時、しっかり前傾姿勢が取れていれば、シッポの長さは問題にならないはずですから…。

と、いろいろと考えましたが、出た結論として、テイクオフがしやすいシッポの短いモデルも残しておき、今回はシッポの長いタイプは、「オプション設定」の形で行こうという考えに行きつきました。

日本人は小柄な方も多いし、みんながみんな「ハードレーサータイプ」を使う必要はないのです。

そういったことで、シッポの形は「2タイプ」準備することにしました。

さて、現在そのほかにも日本のハーネス市場は大きな問題を抱えています。

それは「大型パラシュート」があまりにも普及している」ことでした。

海外、特にヨーロッパの方では扱いやすい「小型パラシュート」が主流を占めています。

しかし、日本、アメリカではまだまだ大きなパラシュートが主流を占めます。

体格が大きなアメリカ人では、さして大きなパラシュートでも問題は出ませんが、しかし、同じパラシュートを日本人が使うと、様々な問題が発生し始めます。

この問題を解決するために、わたしの新たな戦いが始まったのでした‥ 続く。

Xracer

コメント
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