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食事を摂ると、血糖値は上昇します。
血糖値の上昇は、膵臓からインスリンを分泌させます。
インスリンは細胞内への糖の取り込みにより、
血糖値を低下させます。
急激な血糖値の上昇は血管を損傷するといわれてきており
特に、「食後の高血糖」いわゆる グルコース・スパイク は
疾病予防の観点からも、アンチエイジング的にも、
避けられるならば、それに越したことはないわけです。
血糖値の上昇に対して充分なインスリン分泌がなされないと
「食後の高血糖」が発生してしまいます。
インスリン分泌量の不足や分泌タイミングの遅れは
「食後の高血糖」を引き起こすことになります。
われわれ日本人を含む東アジア人は、
欧米人に比べインスリン分泌能が低いことは前述のとおりです。
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さて、
「食べて直ぐに横になると牛になる」という警句。
単にお行儀だけの話にとどまらないのは、
「食後の血糖値」に関係しているからです。
さきに述べましたが、
運動によっては活性化されるのはAMPキナーゼという酵素です。
すなわち、筋肉が収縮することにより
骨格筋細胞内のAMPキナーゼが活性化されると
GLUT4という糖の運搬役が細胞内から細胞表面に移動し
糖が細胞内に取り込まれ、血糖値が低下します。
ということは、食後に運動を行うことによって
食後血糖値の急激な上昇、グルコース・スパイク を
抑えることができるというわけです。
現在の食生活を考えてみるに、
あとは寝るだけなのにカロリーが多い食事は
「夕食」ではないでしょうか?
夕食後の運動、ちょっと考えてみませんか?
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