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半端じゃない大きさのハンバーガー。
半端じゃない厚さのステーキ。
かぶりつくのは、これまた半端じゃない体格の外人さん。
テレビなどでよく目にする光景ではないでしょうか。
あれだけ食べれば、あれだけの体格も納得です。
アメリカ人などの肥満は、ケタが違います。
では、彼ら欧米人とわれわれ東アジア人。
どちらが糖尿病になりやすいでしょうか?
決め手は、7万年にもわたり受け継がれてきた遺伝子の記憶。
今から約7万年前に起こった出来事が、
現代人の遺伝的特質を形成したといいます。
それは、地球規模の気候変動による破局的な飢餓の発生でした。
7万年前、人類は絶滅寸前。
スタンフォード大学の遺伝学的研究によれば
僅か2000人まで減少してしまったといいます。
そのような飢餓的状況においては、
次にいつ摂取できるか分からない貴重な食物エネルギーを
体内に脂肪として蓄積できる遺伝的体質、
つまり 倹約遺伝子 を持った個体だけが生き残れるのでした。
つづく 敵を知り、己を知れば、百戦危うからず 3
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