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ほのぼの明かりて
流るる銀河
オリオン舞い立ち
スバルはさざめく
有名な唱歌の一節です。
筆者は、小学校のときに習いました。
冬のオリオン座は、非常に分りやすいためもあって、
筆者も若い頃から大好きな星座の1つです。
左上にある黄色く輝くのが、1等星の「ベテルギウス」という名前の恒星。
この恒星と地球の距離は、640光年あるということですので、
われわれが今見ているのは、640年前にこの恒星から出た光です。
実は、このベテルギウスについては、
ここ15年間で、大きさが15%減少したという報告があります。
米航空宇宙局(NASA)が1月6日に公開した画像では、
表面の盛り上がりとみられる二つの大きな白い模様が写っています。
ベテルギウスの表面。
白く写った部分は盛り上がっていて、周囲よりも温度が高いとみられる部分。
米航空宇宙局(NASA)、パリ天文台提供
さて、全宇宙の年齢は、約137億 歳 。
われわれが暮らす太陽系の年齢は、約46億 歳 。
太陽 及び太陽とほぼ同じ質量の恒星の寿命は、
約100億 歳と推定されているので、
われわれの太陽系の余命は、約54億 年あることになります。
さて、ベテルギウスの年齢は、約 850万 歳 だそうです。
46億 歳 であるわれわれの太陽に比べれば、まだまだ子供なのですが、
実は、もはや、天文学的には 寿命 が近づいているといわれています。
それは、ベテルギウスの重い質量のせいなのだといいます。
ベテルギウスの質量は、太陽の約20倍あるのだそうです。
質量が大きい恒星ほど、核融合反応が激しく進行するので短命となるのです。
上の写真で見える白い部分は、恒星の表面の盛り上がり。
それは、質量の大きな恒星が超新星爆発へ向かう兆候であるといいます。
専門家によれば
「爆発は数万年後かもしれないが、明日でもおかしくない」
とのことです。
オリオン座の左上に華々しい爆発が見えることになるなんて、
「冬の星座」を歌っていた頃には、思いもしなかったことです。
しかも、それが明日起こったとしても、
それは約600年前の出来事を見ていることになるんですよね。
いやぁ、なんという時空の不思議であることか!
この宇宙の営みの、なんと稀有壮大であることよ!
それにくらべれば、
せいぜい長くても、たったの100年余りの人生。
いやいや、そうであるとしても、
あるいは、そうだからこそ
最後までボケず、寝たきりにならず、の
サクセスフル・エイジングを迎えたいものです。
できれば、次の歌詞など、口ずさんでいたいものです。
ものみな いこえる
しじまの中に
きらめき揺れつつ
星座はめぐる
創立2周年記念、AGE Readerによる皮膚AGEs測定の実際は こちらから
当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。