small daily happiness

旅人の私が探す日常の小さな発見

trip to tibet

2007年05月04日 | イベントのこと
ちょっと軽くチベットへ行った。
って、東京の護国寺で行われたチベット・スピリチュアル・フェスティバル2007だけどね。
朝日新聞に掲載されていた〝砂曼荼羅〟作成中の写真を見てしまったら・・・
もう見に行くしかないでしょ。

タシデレ(チベット語のコンニチハ)

本堂に展示された〝砂曼荼羅〟
チベット僧によりカラフルな砂で描かれた曼荼羅は、細やかで色鮮やか。
簡単な下地の状態から作成されたものとは思えない。
これを作成した僧たちの集中力を思うと溜息が出てしまう。
展示が終了すると、曼荼羅を元の砂に戻してしまう。
刹那的であり、すべては無であるってことなんだろうな。
人生も同じなんだろうな。

チベットのお菓子カプセとバター茶を境内で頂く。
カプセはカリカリに揚げたスナック。
バター茶は塩っぽくって少し苦手だった。
きっと寒いチベットで飲んだら美味しいのかもしれないけれど・・・

桂昌殿へ移動し、チベットを取り巻く環境について描かれた映画『Tibet Tibet』を観た。
在日三世の旅人がインドのダラムサラやチベットなどに旅するロードムービー。
日本に生まれた韓国人の自分の姿とインドに暮らすチベット人の姿を重ね合わせる。
旅する監督の自然な雰囲気がカメラも通して伝わってくる。
そこにあるモノは何か?
民族とは?国とは?
標高6千メートルのネパールの山を越え、亡命するチベットの人々。
その現実を受け止めるダライ・ラマ14世。
チベットの現状を知らない中国の国民たち。
本当に民族とか国とかって何なんだろう?
2001年に製作された映画だが、今もチベットを取り囲む現状はまったく変わっていない。

このイベントは5月6日まで開催されているので、興味のある方は是非。


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2 コメント

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そういえば (ゆう)
2007-05-06 01:16:46
チベット鉄道開通しちゃいましたねー。
個人的には開通して欲しくなかったですけど。
でもチベットには興味尽きない今日この頃です。
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完全に・・・ (ayam)
2007-05-06 23:58:34
北京~チベットへ鉄道が開通して、ますますチベットの中国化は進んでるんだろうね。
この映画を観て感じたのも、チベットへ行くよりインドのダラムサラへ行ったほうがチベット文化を感じれそうってこと・・・
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