美容外科医の眼 《世相にメス》 日本と韓国、中国などの美容整形について

東洋経済日報に掲載されている 『 アジアン美容クリニック 院長 鄭憲 』 のコラムです。

血液・血管・リンパの病気 (内科) 06

2008-03-29 08:39:30 | 医学用語集
高プロラクチン血症

【原因】
脳下垂体から放出されるプロラクチンと呼ばれる刺激ホルモンが異常に産生されるため。一般的に、脳下垂体に腫瘍がある場合、流産後や人工妊娠中絶後、に発症するケースが多いが、直接的な原因がわからない場合もおおい。
【症状】
卵巣での排卵が抑制され、生理が止まってしまう。プロラクチンの分泌がさらに増えると、出産せずに母乳が出るということがある。また、頭痛や吐き気、さらには視界の悪化といったような症状が自覚的にあらわれる。
【治療・対策】
一般的に高プロラクチン血症に対しては、パーロデル、パロラクチン、テルロンなどを投与する。



再生不良性貧血

骨髄の働きが衰え,赤血球が十分に作られないためにおこる貧血のこと。
【原因】
先天的な造血機能不良や,血球のもとになる細胞が減ってしまうためにおこる。自己免疫疾患による場合もある。そのほか,薬剤,化学物質,大量の放射線,肝炎ウイルス感染などの原因が考えられる。
【症状】
だるさなどの貧血の症状のほかに,皮膚,歯ぐき,鼻などから出血しやすくなったり,内出血によるあざができやすかったり,注射したあとの出血が止まりにくかったりする。発熱やのどの痛みなども現れてくる。
【治療・対策】
輸血や、骨髄移植、免疫抑制療法などを行う。



食道静脈瘤

食道の粘膜の下にある静脈がこぶ(瘤)のように膨れて、蛇行する病気。
【原因】
食道静脈瘤は門脈圧がその発症におおきく関わっている。すなわち、門脈圧が高くなると門脈を流れる血液が大静脈系を流れる傾向にあるため、食道の静脈に血流が集中し、食道下部や胃の入り口の静脈が腫れてこぶをつくる。このこぶこそが、食道静脈瘤と呼ばれ、出血が頻繁に起きる。肝硬変症が原因となることが多い。
【症状】
瘤がやぶれると多量の出血をし、吐血、下血が生じ、、腹水がたまる、意識障害などの症状が見られる。手当てが遅れると出血性ショックをおこして死亡することもある。
【治療・対策】
内視鏡から静脈瘤に針をさして硬化薬を注入する。また、静脈瘤に輪ゴムをかけて縛って除去する手術など。
コメント

血液・血管・リンパの病気 (内科) 05

2008-03-29 08:38:13 | 医学用語集
下肢静脈瘤

下肢の皮膚に近い静脈(表在静脈)に血液がたまる病気。静脈瘤の中でも最も良く見られる病気である。
【原因】
静脈の弾力や強度が低下することで血管が膨らみ広がってしまう。下肢の静脈には静脈血の逆流を防ぐ為の静脈弁がついているが、これが機能しなくなることも静脈瘤を悪化させる。長時間立ち続けることによる影響や遺伝的素因もあると言われている。
【症状】
下肢静脈瘤が出来た部分の皮膚が隆起して見える。自覚症状のない場合もあるが、疲労感や痛みを伴い悪化すると静脈炎や出血、皮膚の潰瘍が生じることもある。
【治療・対策】
軽度の場合、弾性ストッキングを履くと症状の進行を抑える効果があるとされている。静脈瘤が出来てしまった場合には、手術によって取り除くか、静脈を詰まらせてしまう静脈硬化療法、レーザー治療などで改善を図る。



起立性貧血

【原因】
起立性貧血とは、たちあがったときに最高血圧が20mmHg以上低下するため、瞬間的に貧血の症状を起こすという病気のことである。
【症状】
切れ、動悸、めまい、頭痛、顔色が悪いなど
【治療・対策】 
貧血を改善するためには、血中の鉄分不足を補うための鉄剤の投与が必要である。また、造血を促進させるための副腎皮質ステロイド薬やたんぱく同化ステロイド薬が用いられることもある。



血友病

血液中にある,出血したときに血液を固めて止血する物質の欠乏や異常のために,止血しにくくなる病気。
【原因】
遺伝性の先天性疾患。
【症状】
普通は出血しない程度の些細な外傷で出血する。出血は,関節内や筋肉内などの身体の深部に繰り返しおこるという特徴がある。出血すると,凝固因子を注射で補わなければ止血されない。
【治療・対策】
欠乏している凝固因子を静脈注射で補う。
コメント

血液・血管・リンパの病気 (内科) 04

2008-03-29 08:35:37 | 医学用語集
静脈

【部位・構造】
静脈は末梢から血液を集め心臓に向かって走る脈のことで、心臓から出たか動脈が毛細血管となって前身を巡ったあとに心臓に戻る血管のことである。静脈は動脈に比べると、壁が薄く、筋は未発達である。
静脈は浅静脈と深静脈に分かれ、前者は皮膚と筋膜との間を走るものであり、一方後者は動脈に伴行する脈のことをさす。
動脈よりも皮膚により近いところに存在しており、通常皮膚の下に見える血管は主に静脈である。動脈に比べて血圧が低く、血栓が出来たり血管が詰まりやすく、深部静脈血栓症や静脈瘤などが起こることがある。特に脚についている静脈弁(逆流を防ぐ弁)が壊れるなどして起こる下肢静脈瘤は多く見られる疾患である。



悪性リンパ腫

リンパ組織を構成するリンパ節,脾臓,扁桃などの細胞が悪性化し,増殖する血液のがん。
【原因】
原因は不明だが,ウイルスの感染,免疫不全や遺伝子の異常などが原因の一つと考えられている。
【症状】
皮膚表面近くのリンパ節が腫れて,ぐりぐりができる。ぐりぐりは押しても痛くはないが,進行すると何箇所にもできてきて,発熱,体重減少,寝汗などがあらわれる。
【治療・対策】
放射線療法,薬物療法,骨髄移植などを行う。また,悪性リンパ腫が胃や腸などの臓器に発生した場合は,切除手術を行う。



解離性大動脈瘤

大動脈の壁に裂け目が生じ,中膜内に血液が流出し,大動脈が真腔と解離腔に分離され,解離腔が拡大しこぶになった状態。
【原因】
先天性のもの,大動脈炎,自己免疫疾患,妊娠などによる原因が考えられている。
【症状】
胸部もしくは背部にバットで殴られたような激痛がおこり,ショック状態になる場合もある。次第に,痛みは下方に移る。また,意識消失,四肢麻痺,腹痛,下血,腎不全,心不全などを併発することがある。
【治療・対策】
極めて重篤な経過をたどるため,できるだけ早く治療する必要がある。薬物療法,手術などが行われる。
コメント