美容外科医の眼 《世相にメス》 日本と韓国、中国などの美容整形について

東洋経済日報に掲載されている 『 アジアン美容クリニック 院長 鄭憲 』 のコラムです。

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本音と建て前

2009-08-27 17:42:37 | Weblog

 

本音と建て前

 

 韓国人が日本人との付き合いで、よく口にするのが、日本人の本音と建て前についてです。例えば、「いつでも、家に遊びに来てと言われて訪ねて行ったら、迷惑がわれた。」などです。些細なことですが、日本に来てやっと日本の友達ができたと喜んだ留学生たちにとっては、ショックのようです。しかし、人を積極的に家に招待する文化がないうえ、付き合いも少しずつ親密になっていく形が多い日本人と、初めてあっても、その場で自分をさらけ出して親しくなる韓国人とのギャップはあって当然のことでもありますから、これがイコール心に表裏があるように捉えられるのは、日本人には心外でしょう。日本人の表現の中で、しばしば外国人からわかり難いと言われる部分は、日本の村社会が、権力者を中心に住む場所を守ってきた実利的組織社会の中では、他人との争いを避ける潤滑油やクッションの役割をしてきたのではないでしょうか。イエス、ノーをはっきりさせずに、どちらとも取れる表現も多いのも、その分、集団の中で調節機能が働く前提があるからです。よく言えば組織の中での順応力、包括力が高く、悪く言えば個々の責任は曖昧であると言えます。「すみません。」と言っても謝っている訳ではない場合が多いですから。同じ感覚で日本人が、韓国で「ミヤナムニダ。」を連発すると、何を謝ってるんだ? と誤解されますよ。 19世紀後半の米国の高名な物理学ローランドは、優秀なのに謙虚な正確で知られていました。ある裁判で専門家としての証言を求められ、弁護士に「この国で最高の物理学者は誰ですか?」と言う質問に すぐ「私です。」と答えました。あとで友人に、君らしくないと言われて 曰く「仕方なかった。真実を述べると宣誓したのだから・・」これも本音と建て前ですかね。

 

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人類と宇宙

2009-08-14 16:39:41 | Weblog

 

人類と宇宙

 

地上から400キロ上空に位置する国際宇宙ステーション(ISS)の一部である日本の実験棟 ‘きぼう’が完成しました。レーガン元大統領が「宇宙で人間がが住める基地を作る。」と1984年に発案し、世界15カ国が参加して計画はスタートしました。当初は10年で完成の予定でしたが、予算や様々な問題から25年目にして、ようやくゴールが見えてきた状況です。日本の実験棟‘きぼう’だけで過去20年間に6000億以上の開発費がかかっていますし、今後も維持費を含め年間400億以上必要とされます。つまり、宇宙開発というものが技術力と共に、国の経済力を示す、指標でもあるというのは事実でしょう。

残念ながら韓国はこの開発には参加していませんが、今年6月に全羅南道羅老(ナロ)に初の国産衛生ロケットを発射する‘羅老宇宙センター’が竣工し、独自の宇宙センターを保有する13番目の国となりました。まさに韓国宇宙開発元年と言ってよい一歩であるでしょう。こちらでも、衛生ロケットの開発費、宇宙センターの建設費に1兆ウォン近い費用がかかっているといわれますが、衛星成功のあかつきには、宇宙需要の経済的波及効果は3兆ウォン以上と期待しています。

 しかし、一方このような莫大な時間とお金をかけた世界的な宇宙開発の動きに対して、その費用対効果を考え、全くの浪費に過ぎず、無駄であると考える人たちがいるのも事実です。40年前にアポロ計画のもと、アポロ11号が始めて月面に立ち、その後5回、月に宇宙飛行士を送ったのが最後になったのも、それだけの費用と危険をおかして、人間を送る意味がなく、無人探索気で十分だと考えたからでしょう。そして、宇宙開発にかけた情熱、時間、費用を、世界の食糧、環境、貧困問題にあてればどれだけの人々が救われるだろうと考えるのも当然でしょう。

 半面 今は無駄と思われることに、‘きぼう’を持って投資できる力が 所謂 国力、文明力なのかとも感じます。小学生のとき、「宇宙の果てはどうなっているのだろうか?」 一人考えて眠れなかった夜を思い出します。今 宇宙開発に関わっている技術者、科学者たちはそんな大きな子供の集団なのでしょう。

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似て異なるもの

2009-08-11 11:51:26 | Weblog

 

似て異なるもの

先日 診療の合間の出張で韓国に日帰りで行ってきました。羽田―金浦空港という路線を利用すると、途中の乗り継ぎも含めて、5~6時間ほどで、改めて距離的、時間的な両国の近さを実感しました。さらに、街並み、人の顔、ファッションも若干の違いはあるものの、そのまま 空間的な違和感なく馴染んでしまいます。勿論私が韓国語も特に不自由なく話せるという事もあって、外国に来たという緊張感がないせいもあるかも知れませんが、情報、文化などグローバル化の世代、年々日韓の全体的な雰囲気は似てきていると感じます。

 半面それだけに、同じだろうという感覚のまま、社会、人に接触すると、そこは別の国であることを思い出させられます。日本は、非常に、システムも統制され、人の受け答えもマニュアルかされ、安心できますが、一方 マニュアルにない事態が起きると、いきなりしどろもどろになるような気がします。逆に韓国は、マニュアルが 整然としていない半面、アドリブの部分が生き生きして・・・良かれ悪かれ、多くの人が韓国で人間臭さと活気を感じて帰ります。

 日本の大手ゲーム会社の宣伝かで、恋愛シュミレーションゲームの案内を偶然みて、調べてみると、既に一つのジャンルとして確立し、多くのファンがいることを知りました。説明をみると、ゲームの中の架空の相手と会話し、デートなどの幾つかの状況での疑似体験を楽しむというものですが、架空の人物の性格、反応が少しずつ、好みに合わせて変化していくそうです。もともとゲーム類を好まず、我が家の子供にもやらせない私の偏見かもしれませんが、正直 想像すると不快な気持ちになります。戦闘ゲーム、冒険ゲームは、実際にない世界としてバーチャルであっても、恋愛までとは。

 ‘頭のトレーニング’、‘脳を活性する’トレーニングゲームも大いに流行していますが、これらは元々、脳の発達や、病気による障害がある患者さんの為の、リハビリとして開発されたプログラムです。誰でも頭が良くなるものではないでしょう。ゲームに向かう時間があれば、人と接触し、会話し、あるときは悩むことが人間のトレーニングではないでしょうか。ロボットデザイナーがこんなことを言っていました。「ロボットをどんどん人に似せようとする程、違和感が強くなってしまう。」それは形だけ似た異なるものかも知れません。

 

 

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