美容外科医の眼 《世相にメス》 日本と韓国、中国などの美容整形について

東洋経済日報に掲載されている 『 アジアン美容クリニック 院長 鄭憲 』 のコラムです。

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溢れる健康情報の中で

2010-06-28 20:08:08 | Weblog

 

溢れる健康情報の中で

 先日友人の医師から一冊の本を頂きました。「骨博士が教える 老いない体のつくり方」(東京大学大学院工学系研究科教授 鄭 雄一 著)と言う一般の方向けの健康指南書です。彼は、私が大学病院勤務医時代からの知り合いで、出張先の病院で私が形成外科の外来をしていた隣のブースで、内科の診察をしていました。その人柄と、丁寧な診察から、患者さんはもとより医療スタッフからの信頼も厚い臨床医でした。その後、基礎医学の研究者の道に進み、今では 骨再生医療の分野では 第一人者と言っても良いでしょう。その医師が書いた内容だけに、医学知識がない人にも、最先端の研究から判明した骨組織、骨再生学の、安易に且つ面白くまとめられています。 そして何より、よくある○○ダイエット本、若返る健康法、△△が体に良い、といった商業目的の健康雑誌、書籍と違い、医学的な根拠から健康、高齢者の骨と健康管理を説明している為、骨、関節の健康に興味のある方にはぜひ一読を薦めます。今朝もテレビでは、□□の健康パワーといった特集をしていました。また、別のチャンネルを回すと、こちらでは画期的なダイエット法を語る芸能人と、その方面に詳しいという医師、栄養士が、もっともらしいコメントする場面が映りました。こういった特集は、それだけ関心が高いと言うことでしょうが、反面 医学的な検証があまりに疎かで、‘ある食品は、このような成分が含まれているから健康によい。’といった非常に短絡的な論法です。食べものや栄養が健康と病気に与える影響を過大に信じること、科学が立証した事実に関係なく何らかの食べものや栄養が与える影響を過大評価することをフードファディズム(Food faddism)と言います。どんな食品にも何らかの成分、栄養素は含まれていますから、体に良い食品、悪い食品という表現自体がおかしいと考えます。また、一つの食品だけを食べて健康になることもありません。さらに 食品中の何かの成分が生体内で効果を示すと言っても、それだけを抽出して服用した場合、むしろ副作用を起こす可能性もあります。様々な食品から、少量ずつ摂るから安全で、長期的にも問題がないものです。どうせ食べるのなら体に良い物を、というのは人情かも知れません。しかし、酒は百薬の長とばかり毎日飲む言い訳にするのは、奥さんにも、自分の肝臓にも通じないでしょう。

 

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蹴鞠、蹴球、サッカー、チュックー考

2010-06-24 12:41:21 | Weblog

 

蹴鞠、蹴球、サッカー、チュックー考

 

南アフリカのサッカーワールドカップ開催まであと僅かです。熱狂的なサッカーファンでもなく、子供時代に遊びで走り回っていた程度で、普段は、プロの試合もあまり見ませんが、ワールドカップとなると何となくソワソワ、楽しみにしている自分に気づきます。サッカー競技の特徴は、そのルールの単純さと、動きの早さでしょうか。世界で最も競技人口が多い(約24千万人)理由も、ボール一つあれば、他の用具、施設は十分でなくても始められるところでしょう。そこでは、貧富の差、人種の差は関係なく、ボールを相手より多く、早くゴールに蹴りこめば勝ちです。

今から56年前の1954年ワールドカップ・スイス大会の出場をかけた日韓戦。朝鮮戦争(625、韓国動乱)休戦から僅か7ヵ月後、国、国民は疲弊しきった中であり、反対に日本は戦争特需で経済復興のきっかけを掴んでいた最中でした。韓国選手団は、当時の李承晩大統領から、「もし日本に負けたら、そのときは玄界灘に身を投げよ。」と言われ送り出されました。時代背景、国民感情など、プレッシャーと逆境のなか、まさに命懸けで戦い、見事5-1のスコアーで勝利しました。韓国人にとって、サッカー(チュックー)が、単なる競技ではなく、国のプライドを懸けた特別な存在になったのは、その時からかもしれません。

FIFAのホームページを見ると、サッカーの起源を中国の蹴鞠(けまり)としています。紀元前300年前以上前の斉の国(戦国時代)にて、軍事訓練の一つとして確立したとされています。軍人たちが、実際の争いさながら、鞠を追いかけぶつかり合う姿が想像できますが、見ている観衆が熱くなるのもやむを得ないですね。実際、1969年のワールドカップ・メキシコ大会予選で、ホンジェラスとエルサルバドルでの競技で、ホームのエルサルバドルのファンが、ホンジェラスの選手宿舎で安眠を妨害したことがきっかけで、両国が国交を断絶し、さらにサポータ-同士の衝突から、ついに戦争にまで発展してしまいます。所謂‘サッカー戦争’です。熱狂的なファンにとっては、ワールドカップは、国同士のプライドを懸けた戦争だという言葉も肯けるところです。 

 

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老兵は死なず。

2010-06-14 17:49:34 | Weblog

 

老兵は死なず。

 

「老兵は死なず、ただ消え行くのみ。(Old soldiers never die; they just fade away.1951年にマッカーサーが上下院会議の退任演説のなかで述べた言葉です。これは、当時 ウエストポイントの士官学校で流行った歌の1フレーズで、本来の歌詞の意味と、マッカーサーが52年の軍歴を終え、この言葉に込めたニュアンスは異なるかも知れません。軍人として若くからその頭角を現し、異例の出世をして、ついに元帥、占領軍最高司令官となった彼ですが、老齢を自覚し、戦場で最後を終えるのではなく、後進に潔く道を譲って去ることを選んだと言いたかったのでしょうか。朝鮮戦争のさなか、中国の東北部に原爆を投下することを提言して、ソ連への刺激と中国との全面戦争を恐れたトルーマン大統領に解任されたと言う当時の経緯を考えると、その心境は複雑で、‘潔く’とはいかない面も想像できます。マッカーサーは、その翌年、大統領選出馬を画作しますが、高齢で支持を得られず断念しています。

マッカーサー程の人でさえ(だから?)、その去り際は難しいものです。年老いても、その地位にしがみつこうと執着するのは、人間の性なのでしょう。ただ、経験から得たものを若い世代に伝授した後、身を引くことも大切な仕事といえます。しかし、近年 先進国で進んでいる少子高齢化と、総人口の減少予想は、年配者が若者に、その地位や仕事を譲っていくこと自体が困難である事態を生んでいます。日本の場合、総人口に対する65歳以上の人口の割合が22.7%で、特に女性の場合が25%つまり4人に1人となっています。(統計局 平成21年) そして韓国でも今後20年以内にこの数字に達することは予想されており、その到達スピードは日本以上です。このような社会構造では、労働人口(15歳~64歳)が、高齢者を支えることは難しく、それだけに65歳を過ぎても仕事を続けた結果、今度は若者の就労機会を奪ってしまい、子育てへの負担から少子化を助長するという悪循環が生じます。

老人と若者の対立は、人類史上古くからありました。しかし、あくまでも少数の富・権力を持つ老人に対して、持たない多数派の若者という構造でのバランスの上でのことで、今は確実に歪な構成です。「老兵は死なず、されど去ることもできず。」という歌ができぬ前に、我々が最優先に取り組まなければならない問題です。

 

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日中韓グルメと大食い

2010-06-09 11:51:21 | Weblog

 

日中韓グルメと大食い

日常生活で、最も大切なものといえば衣食住の中でも「食」ではないかと思います。バブル時代ほどではないにしろ、毎日のように、グルメや料理・食材に関する番組を放送していることからも、日本人の食に関する関心の高さは伺えます。しかし、実際に食べることへの関心、食欲、食べる量で言えば、韓国、中国人も決して負けてはいません。中華料理は、言わずと知れた世界三大料理の一つであり。その食材の豊富さは、「四足のものは椅子以外なら、空を飛ぶものなら飛行機以外なら食べる。と伝えられるほど。韓国料理もキムチ・焼肉は、ほんの一部でしかなく、私もまだ、見たこともない料理、食材が地方々にあるようです。そして、個人的な意見ですが、どちらかと言えば見た目より「兎に角その一口目から美味しい。」というのが、韓国料理の大きな特徴であると考えています。

それでは実際に食べる量では日中韓では、どうでしょうか?世界各国の供給カロリー統計によると、断然トップのアメリカ(3825kcal)は別格としても、韓国は中東を除くアジアでは3075kcalと唯一3千kcalを超えています。そして中国も2963kcalとアジアではそれに次ぐもので、グルメ・高級食材大国の日本は2754kcalやや控えめで、最近はさらに減少傾向にあるようです。これは、最近の健康・ダイエットブームやメタボキャンペーンなどの影響があるかもしれません。

世界平均からも大食とは言えない日本で、大食い大会やタレントが、単にレストランやスタジオで飲食する(だけの様に私には感じる?)番組が視聴率を上げているのは、日本には、‘料理自体やその料理を人が食べていることを見て楽しむ’文化があるのかも知れません。その国のグルメ度を、国民が一日に食事にかける時間で評価した統計では、フランス、イタリアなどと並んで日本は上位にランキングしています。‘食事を見る’事が他のグルメ国にも当てはまる価値観なのか知りたいものです。その昔、「ローマ人は食べるために吐き、吐くために食べた。」とその饗応振りが伝えられましたが、やはり興味本位の大食い大会だけは、出演者の体を考えても正統なグルメ道からは外れる気がします。

 

 

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