脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

喜怒哀楽の真髄は蹴球にこそ有り。

カップ開幕まで2週間

2010年10月11日 | 脚で語る奈良クラブ
 Div1昇格初年度を4位で終えた奈良クラブ。リーグこそ終了したものの今季はこれからKSLカップの開幕が控える。23日(土)より開幕するカップ戦は、インフルエンザの影響を受けたはDiv1、Div2の全チームがトーナメント1発勝負という形だったが、今季は従来通り予選リーグから行うこともあり、勝ち進めば最長で2カ月にも及ぶ長丁場。奈良県選手権以外のタイトルを狙うには最後のチャンスだ。

 そのカップを目前にして、奈良クラブは東海2部リーグを戦うKMEW伊賀FCと練習試合を伊賀上野にて敢行。相手が東海2部リーグ8位のチームということもあったが、前半45分で7得点を含む9点を奪う内容の充実ぶりを見せてくれた。

 
 リーグ最終節に続きこの日も3得点と好調のエース檜山。
 シュートの精度は試合ごとに上がっている印象。

 4チームごと計4グループの予選リーグからスタートするKSLカップでは、BIWAKO S.C. HIRA(Div1)、ルネス学園甲賀(Div1)、アミティエSC(Div2)とのグループDに。正直なところ今季のリーグでも負けてない降格組2チームとの同居はラッキーと言わざるを得ないが、この組み合わせでは1位突破での準々決勝進出はマスト。来季からのDiv1昇格を決めているアミティエが最も強敵となりそうだが、来季は同じカテゴリーで戦う相手。まだ練習試合を含め一度もマッチアップしていないこのチームとも真剣勝負の場で絶好の予行演習となりそう。

 
 スピードとシュートが武器の嶋もこの日は2得点。
 好調なシーズン、檜山と共に前線を引っ張る存在。

 課題はリーグ戦14試合で24失点を食らっている守備。上位陣との直接対決を制することができなかったツケが、得失点差で1つ上の順位を逃してしまうという惜しい状況をも生み出してしまった。決して守備陣の層は厚くはない。それをカバーすべく前線からの高い守備意識がしっかり勝利するためには必要となりそうだ。

 
 リーグ終盤にチャンスを掴み調子を上げている金城。
 細身だが怪我をしないフィジカルを兼ね備える。

 今季は各クラブが年の瀬までそのシーズンを過ごせる可能性を持つ。昨季のDiv2優勝に続いてしっかりこのタイトルを狙っていきたいところ。非常に楽しみになってきた。


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