Jリーグの無い10月の3連休最初の土曜日、各地で天皇杯3回戦が開催された。前々回、前回と連覇を果たしているG大阪が狙うところは間違いなく天皇杯3連覇。2回戦で大阪体育大を下して、ホーム万博で迎え撃つことになったのはJ2の栃木SC。2回戦では岐阜とのJ2勢対決を3-2と競り勝っての王者への挑戦だ。前半互角以上の戦いを見せた栃木だったが、アジア王者すらも経験しているG大阪が後半3得点を奪取して2点差を逆転。3-2でG大阪が勝利して4回戦へと駒を進めた。
連覇中のG大阪は満身創痍。
代表召集の遠藤、負傷で明神らを欠く陣容。
栃木はJ2で今季11戦無敗を記録。
苦戦する中盤戦、浮上のきっかけにもしたい。
前半試合のペースを握ったのは栃木。
中澤を中心にG大阪は守る展開に。
10分、平井が絶好の決定機をフイにする。
G大阪が序盤からリズムを失うきっかけになった。
今季出場機会に恵まれている武井は栃木出身。
しかし、前半は相手のシンプルなカウンターに苦戦する。
14分、栃木が高木のヘッドで先制点を挙げる。
右サイドからのクロスにしっかり合わせた。
加地は再三の攻撃参加もフィニッシュに繋がらず。
水沼や高木らとマッチアップを強いられる場面が多かった。
先制して勢いづく栃木とそのサポーター。
この試合に競り勝てば、十分番狂わせだった。
拙攻の続くG大阪。
再三相手から奪うCKからチャンスを得るが…
横浜FMから期限付き移籍中の水沼。
左サイドを起点に栃木の攻撃を演出。
38分には船山がシュートを決めてなんと栃木が追加点。
かつて万博ではミューレルがよくやっていたダイブパフォーマンス。
二川は相手の厳しいマークにほとんど仕事ができず。
前半でお役御免となる展開。
この陣容では橋本がピッチ上の指揮官。
攻守にハードワークで前半から孤軍奮闘。
後半、佐々木と大塚を投入したG大阪。
53分にイ・グノが決めて反撃開始。イ・グノは公式戦初得点。
前半の中盤から後半はCBへとシフトした山口。
前半は直接FKを蹴る姿も。
栃木のパウリーニョは切り替えの起点。
時折見せる攻撃参加でG大阪を牽制。
1点を追いかけるG大阪は平井が83分に同点弾を決める。
上手く相手DFの裏に抜け出した。
86分には佐々木のドリブルから最後は途中出場の大塚。
逆転の3点目を決めてこの日の主役に。
途中出場の佐々木、大塚の活躍で前半と見違えるような息の吹き返し方を見せたG大阪。2点のリード後半で一気に逆転へと持ち込んだが、このあたりでJクラブとの初戦を苦戦するのはここ数年のG大阪のお約束。05年シーズン(第85回大会)は横浜FCに3-3からのPK勝利(7-6)、06年シーズン(第86回大会)は当時J2の湘南に2-1と辛勝、07年シーズン(第87回大会)はこれもまた当時J2の山形に2-2からのPK勝利(5-3)、ガンバ大阪になって初優勝となった08年シーズン(第88回大会)でも延長戦の末に辛くも甲府に2-1と勝利しているのだ。なぜ、こんなに天皇杯の初戦を格下相手に苦戦しているのか。また今季もその謎を残してくれた戦いぶり。その意味では、前半の2点のビハインドは既定路線、何も怖いものではなかったのかもしれない。
ともかく、前半の恐ろしく決定機を迎えられないチームのリズムを佐々木がその得意なドリブルで引き寄せた。イ・グノの得点も佐々木のCKによるアシスト。決勝点を奪った大塚を含め、なんとか采配が実を結んだ試合だった。
試合後、主審に苦笑しながら詰め寄る松田監督。
G大阪は松田監督時代の神戸に勝てていない。
ラスト10分、勝利が見えていただけにサポーターも茫然。
非常に悔しそうだった栃木の選手たち。
勝利したとはいえ、G大阪にも笑顔はなし。
西野監督としてもストレスの溜まる試合だったのでは。
連覇中のG大阪は満身創痍。
代表召集の遠藤、負傷で明神らを欠く陣容。
栃木はJ2で今季11戦無敗を記録。
苦戦する中盤戦、浮上のきっかけにもしたい。
前半試合のペースを握ったのは栃木。
中澤を中心にG大阪は守る展開に。
10分、平井が絶好の決定機をフイにする。
G大阪が序盤からリズムを失うきっかけになった。
今季出場機会に恵まれている武井は栃木出身。
しかし、前半は相手のシンプルなカウンターに苦戦する。
14分、栃木が高木のヘッドで先制点を挙げる。
右サイドからのクロスにしっかり合わせた。
加地は再三の攻撃参加もフィニッシュに繋がらず。
水沼や高木らとマッチアップを強いられる場面が多かった。
先制して勢いづく栃木とそのサポーター。
この試合に競り勝てば、十分番狂わせだった。
拙攻の続くG大阪。
再三相手から奪うCKからチャンスを得るが…
横浜FMから期限付き移籍中の水沼。
左サイドを起点に栃木の攻撃を演出。
38分には船山がシュートを決めてなんと栃木が追加点。
かつて万博ではミューレルがよくやっていたダイブパフォーマンス。
二川は相手の厳しいマークにほとんど仕事ができず。
前半でお役御免となる展開。
この陣容では橋本がピッチ上の指揮官。
攻守にハードワークで前半から孤軍奮闘。
後半、佐々木と大塚を投入したG大阪。
53分にイ・グノが決めて反撃開始。イ・グノは公式戦初得点。
前半の中盤から後半はCBへとシフトした山口。
前半は直接FKを蹴る姿も。
栃木のパウリーニョは切り替えの起点。
時折見せる攻撃参加でG大阪を牽制。
1点を追いかけるG大阪は平井が83分に同点弾を決める。
上手く相手DFの裏に抜け出した。
86分には佐々木のドリブルから最後は途中出場の大塚。
逆転の3点目を決めてこの日の主役に。
途中出場の佐々木、大塚の活躍で前半と見違えるような息の吹き返し方を見せたG大阪。2点のリード後半で一気に逆転へと持ち込んだが、このあたりでJクラブとの初戦を苦戦するのはここ数年のG大阪のお約束。05年シーズン(第85回大会)は横浜FCに3-3からのPK勝利(7-6)、06年シーズン(第86回大会)は当時J2の湘南に2-1と辛勝、07年シーズン(第87回大会)はこれもまた当時J2の山形に2-2からのPK勝利(5-3)、ガンバ大阪になって初優勝となった08年シーズン(第88回大会)でも延長戦の末に辛くも甲府に2-1と勝利しているのだ。なぜ、こんなに天皇杯の初戦を格下相手に苦戦しているのか。また今季もその謎を残してくれた戦いぶり。その意味では、前半の2点のビハインドは既定路線、何も怖いものではなかったのかもしれない。
ともかく、前半の恐ろしく決定機を迎えられないチームのリズムを佐々木がその得意なドリブルで引き寄せた。イ・グノの得点も佐々木のCKによるアシスト。決勝点を奪った大塚を含め、なんとか采配が実を結んだ試合だった。
試合後、主審に苦笑しながら詰め寄る松田監督。
G大阪は松田監督時代の神戸に勝てていない。
ラスト10分、勝利が見えていただけにサポーターも茫然。
非常に悔しそうだった栃木の選手たち。
勝利したとはいえ、G大阪にも笑顔はなし。
西野監督としてもストレスの溜まる試合だったのでは。