カンアオイ

野草の観察・ハイキング・旅行・散歩などメモ的な身辺雑記。

都民の森

2009年07月23日 | 楽遊会
三頭山(都民の森)楽遊会(植物観察会)7月例会
日時:2009年7月22日(水)AM8:30
集合:武蔵五日市駅
行き先:三頭山(都民の森)
行程:案内所(駐車場)→森林館→大滝の路(森林セラピーロード)→三頭大滝(昼食)→三頭沢→野鳥観察小屋(標高1236m)→回廊の路→大滝の路→駐車場(解散)
参加者:12名
インストラクター:Sさん(会友)、Uさん(特別講師・森林館)
ギンバイソウ(ユキノシタ科)
漢字で書けば「銀蠅草」と間違って覚えた花である。葉っぱの先端が二裂し花の形も特徴があるので一度覚えたら忘れない花です。この花の群生は深山幽谷の雰囲気が漂います。
この花に初めて出合ったのが、奥秩父の一の瀬高原。多摩川の源流の雁峠~笠取山~唐松尾山~将監峠を家族と登った時であった。夏休みの子供達も小学校の低学年だから高尾に住んでいたころで、一番山歩きに親しんだ昔で懐かしい。
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①ヤマユリ(ユリ科)&②オカトラノオ(サクラソウ科)
ヤマユリの花は、小金沢連嶺の湯ノ沢峠~大倉高丸~破魔射場丸~滝子山へ縦走したとき、滝子山頂の恐ろしいほどの大群生を思い出します。風に揺らぐ美しい山百合の白花の姿に、夕方が近く心理的な不安感が加わってのことかもしれません。
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オカトラノオは、近所だった高尾の初沢山を思い出します。赤土の露出した草むらでよく見かけた花です。野の花・山の花を見ると、その花と出合った当時の事が思い出されます。

①マタタビ&②バイカツツジ
沢筋などを歩けば、誰でも白い葉っぱのマタタビに気が付きますが、その花、その実を観察したことが無い方は、結構多いのではないでしょうか?ネコにマタタビもよく知られているのに、…

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<①マタタビ②バイカツツジ
バイカツツジも、下向きに咲く極小さなツツジ科の花です。その花弁の薄紫の斑点といい、曲がりながら突き出た雄蕊の形といい、落花した花の裏側といい、どれを見ても惚れ惚れする花です。でも、残念ながら気が付かない人が多いでしょう!
①ノリウツギ(ユキノシタ科)&②ヤマアジサイ(ユキノシタ科)
ガクウツギの後にノリウツギが咲きますネ!皇居北の丸に咲くノリウツギは、丁度ハナショウブが剣を競う頃咲き始めますが、ここ東京のチベットと呼ばれる三頭山では7月の今頃でも見頃です。
<①ノリウツギ②ヤマアジサイ
茶室の一輪差しに雰囲気が似合うヤマアジサイは大好きです。品種はいろいろ多いのですが、ここ都民の森では白花が断然多いようです。それに素適なクサアジサイ・蕾みが玉のタマアジサイが咲き出していました。
生憎の天気で、皆既日食は残念な所が多い日本列島でしたが、今日の植物観察会は幸いなことに、小鳥の鳴き声の真似がとっても上手なUさんが、ホトトギスを誘い出し、野鳥観察用望遠鏡で近づけない花や果実をアップして覗かせてくれました。本ものの生の体感は、何ごとにも代えがたい心に響く臨場感で迫り、印象深い体験学習でした。


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