■昨夜のNHK教育の芸術劇場。オランダ・バッハ協会が紀尾井ホールで公演したバッハの『ヨハネ受難曲』、最後まで見てしまいました。『ヨハネ』はねえ、聴いてて退屈になるかなあとも思ったんですが、だいじょうぶでした。オケはパート各1人、声楽はソリストが合唱パートも歌って、さらに合唱部分にもう1人加わる、っていう最小構成でしたが、きのうの演奏の場合、ぜんぜん不満は感じなかった。むしろあの編成でちょうどいいと思いました。福音史家は日本でも有名なゲルト・テュルクでしたが、あっさり味で、もうちょっと身を乗り出すようなドラマティックな感じを出してほしかった。ほかのソリストはどの人も水準以上で、合唱もすばらしかった。プレイヤー全員がああいう近さで演奏できるのはいいですねえ。
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