歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

アレクサンダー・フォン・ハイセン君

2010年06月17日 | 音楽について
YouTubeで"A new Irish tune"て入れて検索したら、子供がパーセルを弾いてました。どうも個人の家の一部屋みたいな空間にハープシコードが置いてあって、右からジーパンはいた男の子が出てきたんで「なーんだ」と思って気を抜いて見てたら、じょうずだった。ただ音符を追ってるだけぢゃなくて、曲を自分のものにして弾いている。1分半弱の短い曲ですけどね。弾いたらまた右側にハケて行ったけど、その身のこなしからしても、これはどう見ても10代だ。〈I play "A new Irish Tune" (Z. 646) by Henry Purcell (1659-1695) on my harpsichord.〉って書いてある。ひゃー、「マイ・ハープシコード」持ってるんかいな、この子。親がよっぽどの富裕層なのか。それから右側に出てくる関連動画をもう少し見てみたら、2010年01月07日にやっぱりこの子がアップしてる動画の説明に〈Ich bin 14 Jahre alt〉て書いてある。げ。いやしかしそれにしてもピアノぢゃないのよ。ハープシコードですよ。チェンバロ。そらまあ多分ピアノも弾くんだろうけどさあ。でも「マイ・ハープシコード」持ってるのよ。まだ若いのにそこまで突きつめちゃっていいのか? 男の子の名前はアレクサンダー・フォン・ハイセン君。

ちなみに検索語"A new Irish Tune"で一緒に引っかかってきたほかの動画では大のおとながギターや電子キーボードでこの曲を弾いていますが、まじめな顔してどちらもへたくそ! なんでわざわざああいうのを人さまにお見せしようって気になるのかね。アレクサンダーを見たあとなのでよけいかわいそうになった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿