歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

ネタの種

2009年12月17日 | メモいろいろ
Yahoo!百科事典には「ガロアGalois」と「ガロワGallois」と両項目あり。どちらもフランス人の姓なり。おそらく発音は同じなるべし。──と思ってたけど、違うのかな。フランス語の《oi》のカナ表記はさいきん「オア」ばやりだが、フルーティストのPatrick Galloisについては、googleで検索すると「パトリック・ガロワ」が32,000余ヒットするのに対し、「パトリック・ガロア」は3,500余である。

Keynoteでのペジェ曲線を勉強中。イラレとかとは関係なく暮らしてきたので、ペジェ曲線なんて縁がないと思ってたんですけどね。なにも込みいったことをやりたいわけではないのだ。カーブのついた矢印とか、半円とか。そういうのって、プレゼンテーションだけぢゃなく日常業務でつくる書類にもけっこう使いそう。

「しかる」という漢字は、ほんとは口へんに漢数字の「七」が正しいそうですよ。ひゃー。はじめて知った。音読みは漢音で「シツ」、呉音で「シチ」だそうです。『新漢語林』によれば、「音符の七は、縦横にきりつけるさまを示す。口で切りかかる、しかるの意味を表す。」とのこと。そしてわたしがこれまで「しかる」に当たる漢字だと思っていた「叱」は、じつは「カ」と読む別の字だったんですと。意味は「口を開くさま」。OS Xでは「口へんに匕」も「口へんに七」も使うことができ、さらにATOK 2009 for Macでは「しかる」の変換候補として「口へんに匕」も「口へんに七」も出てきます。ていうか、出てきてしまう。しかし問題は「口へんに七」のしかるという字が第3水準であること。