歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

平成中村座の『忠臣蔵』

2008年08月17日 | 演ずる人びと
十月に平成中村座が浅草寺で『仮名手本忠臣蔵』を上演とのこと。勘三郎父子、橋之助、弥十郎といったいつものメンバーに仁左衛門、孝太郎が参加。プログラムがAプロからDプロまであって、Aでは大序、三段目、四段目。Bは五、六、七、十一段目、Cは大序、二、三、八、九段目。Dは五、六、七段目。Dの配役がことに面白いと思いました。勘太郎の勘平と平右衛門、七之助のおかる、橋之助の由良之助、孝太郎のお才、勘三郎の源六だそうです。

こういう形の通しでも、二段目はやるのに十段目は省かれちゃうんですねえ。

先代勘三郎の勘平、歌右衛門のおかる、片岡我童のお才でDVDが出ていて、その我童さんが、もう大年増だけど気品もあり、度胸もあり、むかしそなえていたであろう色香をも感じさせて、祇園のお茶屋の女将さんてこうなんだろなあ、とつい思ってしまうような実にいい味出してるんですが、孝太郎のお才ってどんなものなんでしょうかね。